人気シリーズの最新作から、有名作家6人の絶品オリジナル文庫とあの名探偵の名作まで。文春文庫6月の激推しミステリー3冊
『泥濘』黒川博行
<一気読み必至! 面白いこと請け合いの「厄病神」シリーズ>
黒川博行さんは2014年、『破門』で直木賞を受賞されました。
これは、黒川さんの代表作「厄病神」シリーズの第5作で映画化もされました。建設コンサルタントの二宮と、イケイケ極道の桑原が、互いに憎まれ口を叩きながら、シノギに精を出すこの人気シリーズ最新刊『泥濘』は、週刊文春に連載されて話題を呼んだ、第7作です。
本作では、桑原がシリーズでも最大の危機に見舞われます。そこに至るまでの息つかせぬコンゲームぶり、そしてコンビ愛? にもますます磨きがかかり、一気読み必至。
本作から読んで頂いても、シリーズのどの作品から読んで頂いても、めちゃくちゃ面白いことは請け合いです。(担当KN)
『神様の罠』辻村深月 乾くるみ 米澤穂信 芦沢央 大山誠一郎 有栖川有栖
<読み逃し厳禁! 豪華すぎるミステリー・アンソロジー>
現在のミステリー界をリードする六人の作家の最新作だけを収録した豪華すぎる一冊です。
最愛のひととの別れ、過去がふいに招く破綻、思いがけず露呈するほころび、知的遊戯の結実、そして、コロナ禍でくるった当たり前の日常……。
読み解き方も楽しみ方も六人六様の珠玉のアンソロジー。
すでにどっぷりミステリー沼にはまっている方も、これからお気に入りの作家を探したい、という方も絶対に満足していただける、文庫オリジナルの超絶おすすめ本です!(担当TT)
『特急ゆふいんの森殺人事件〈新装版〉十津川警部クラシックス』西村京太郎
<事件の鍵は、人気観光列車で見つかった血染めのナイフ?>
会社の金を持ち逃げした男女を追って、元刑事で私立探偵の橋本は九州へ向かいますが、ふたりは相次いで殺されます。何者かに襲われ、記憶を失くした橋本は、殺人容疑で逮捕されます。橋本の“空白の一日”に何が起きたのか。十津川警部は、元部下のため捜査に乗り出します。
特急「ゆふいんの森」は、博多と由布院を結ぶ人気の観光列車。名所を訪ね歩く本作は紙上旅行にぴったりの一冊です。また、探偵・橋本は、実は十津川警部シリーズの他の作品にも登場する名脇役。彼が犯した罪とは? 「解説」までお楽しみください!(担当TS)
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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