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創刊90周年記念号第2弾は〈没後40年 永遠の向田邦子〉と〈人気シリーズの祭典〉

創刊90周年記念号第2弾は〈没後40年 永遠の向田邦子〉と〈人気シリーズの祭典〉

文:「オール讀物」編集部

「オール讀物」8月号


ジャンル : #小説 ,#エンタメ・ミステリ ,#歴史・時代小説

「オール讀物」8月号(文藝春秋 編)

「オール讀物」8月号が本日発売になりました。創刊90周年記念特別号第2弾の特集は〈没後40年 永遠の向田邦子〉と〈人気シリーズの祭典〉です。さらに公開間近の映画『キネマの神様』の山田洋次監督と原作者・原田マハさんの対談、話題沸騰の連載、髙見澤俊彦さんの「特撮家族」、夢枕獏さんの「仰天・俳句噺」の最新話などが掲載されています。

向田和子さん(右)の営んだ赤坂の小料理屋「ままや」。カウンターに姉の邦子さん

1981年に亡くなった直木賞作家の向田邦子さん。『寺内貫太郎一家』『阿修羅のごとく』などの脚本家としても知られ、没後40年となる現在も、多くのファンに愛され続けています。『向田邦子の遺言』や『向田邦子の恋文』の著者で妹の向田和子さんと、先ごろ『雲を紡ぐ』で高校生直木賞を受賞した伊吹有喜さんが、脚本家から作家へとステップを昇っていった過程を、平松洋子さんと酒井順子さんが、その作品の魅力を存分に語り合いました。

向田和子さん(右)と伊吹有喜さん(左)
平松洋子さん(右)と酒井順子さん(左)

角田光代さんは向田さんへのオマージュを込めた小説「秋葉原の飛行物体」を、『スモールワールズ』が話題の一穂ミチさんはエッセイをグラビアに寄稿。西炯子さん、岡室美奈子さん、DOTAMAさん、中野量太さん、藤田貴大さん、前田エマさん、岸田奈美さんら各界のクリエイターの皆さんには、それぞれ自身の偏愛作品を挙げてもらいました。

〈人気シリーズの祭典〉では「オール讀物」伝統の読切時代小説が満載です。山本一力さんの「損料者喜八郎始末控え」、逢坂剛さんの「長谷川平蔵」、坂井希久子さんの「江戸彩り見立て帖」最新作に加え、朝井まかてさんの新たな書き下ろしも登場。「オール讀物推理小説新人賞」出身の赤川次郎さんの「幽霊列車」、石田衣良さんの「IWGP」、西村京太郎さんの十津川警部シリーズの3枚看板も揃い踏み! 野村胡堂の「銭形平次捕物控」から現在の「御宿かわせみ」「陰陽師」「まんまこと」などへ連綿と続く人気シリーズの中から10作品を選び、新世代の書き手からの賛辞も寄せられました。

逢坂剛平蔵挿絵 Ⓒ中みさを

そのほか、8月6日から公開される映画『キネマの神様』の山田洋次監督と原作者の原田マハさんの対談では、映画への深い愛情、そしてコロナによる志村けんさんの死を乗り越えて、松竹100周年記念作品が完成した奇跡が語られ、髙見澤俊彦さんの「特撮家族」、夢枕獏さんの「仰天・俳句噺」も急展開につぐ急展開! 読み逃すことのできない内容がぎっしりと詰まった最新号になっています。

山田洋次監督(右)と原作者の原田マハさん(左)
Ⓒ2021「キネマの神様」製作委員会
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