オリジナル文庫アンソロジー『猫はわかっている』発売を記念して、作家の愛猫たちを写真とともに紹介していきます。
【Q1 愛猫の名前と種類】ふく・ミックス
【Q2 出会い】山形城の石垣の中に子猫たちと隠れ住んでいるのを散歩中に見つけた
【Q3 チャームポイント】前髪のように見える額の茶色の毛(人間で言う「パッツン」に見えるので、以前は「パツ子」と呼んでいたそう)
僕の精神安定剤
まるで張り込みのように自宅玄関前で気配を消すこと一時間。カメラマンの前に、おそるおそる姿を見せてくれたふく(七歳)を、長岡さんはしっかり抱きよせた。
「膝に乗っている姿が幸福そうに見えたんです」と、“ふく”命名の理由を教えてくれる長岡さんの笑顔が、誰よりも幸せそうだ。
「こちらの気持ちがわかるのか、執筆に行き詰まっている時にかぎって膝に乗ってきてくれる。僕の精神安定剤ですね(笑)」
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