2024年1月4日(木)に、佐伯泰英著『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』を発売いたします。佐伯泰英さんの時代小説としては記念すべき300冊目となります。
301冊目を刊行する光文社と合同で「時代小説300冊」を記念した企画もスタートします。
◆江戸の人気者が帰ってきた! 記念書き下ろし
300冊の記念作に佐伯泰英さんが選んだのは、中高年の星・赤目小籐次!
小籐次は、もと豊後森藩江戸下屋敷の厩番で、主君の恥辱を注ぐために藩を辞して四藩の大名行列を襲った「御鑓拝借」事件以来、江戸中の人気者となった初老の男。無類の酒好きながら来島水軍流の剣の達人で、殿様から長屋の住人まで皆から頼られる存在。
今作でも、世間ではお蔭まいりが大流行する中、成長した息子の駿太郎とともに町道場の危機を救うべく活躍します!
●作者あとがきより
お城の白書院で十一代将軍徳川家斉公らに来島水軍流を披露して備前古一文字則宗を下賜された若武者が娘武者の愛の門弟とは。いかなる物語が展開するか。「隠居」の筆者はひたすら楽しみながら、『恋か隠居か』を執筆した。
◆佐伯先生特製!感謝のしおりをプレゼント
300冊目『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』と301冊目『陰流苗木 芋洗河岸(1)』(光文社文庫)に全読者プレゼントとして封入します。(初回出荷分のみ)
◆スマホで《佐伯泰英作品で江戸めぐり》スタンプラリー
江戸末期の古地図と現代図を重ねて表示可能な古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」内で、佐伯作品にちなんだスポットをめぐって楽しんでいただけます。
実施期間は1月15日~4月15日を予定しています。
ラリーの完走者には特製の「完走証明書」をプレゼント!
※文春文庫、光文社文庫の合同企画です。詳細は近日公開予定。
◆1月に文春文庫、光文社文庫から2週連続で読売新聞朝刊に全面広告掲載
特別撮影した佐伯先生の近影、メッセージ、2024年の予定など盛りだくさんの2週連続特別企画。
1/6(土)は文春文庫の広告が、1/13(土)は光文社文庫の広告が掲載されます。ぜひご覧ください。
◆【PROFILE】
佐伯泰英(さえき・やすひで)
1942年、北九州市生まれ。 日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、〈文庫書き下ろし時代小説〉という新たなジャンルを確立する。2018年、菊池寛賞受賞。おもな著書に、「居眠り磐音」「空也十番勝負」「酔いどれ小籐次」「新・酔いどれ小籐次」「照降町四季」「柳橋の桜」「密命」「鎌倉河岸捕物控」「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」「交代寄合伊那衆異聞」「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」各シリーズなど多数。