第1回「大人の推理小説大賞」選考会は、3月13日15:00より文藝春秋本館にて行われ、『悪逆』黒川博行(朝日新聞出版)の受賞が決定しました。
『悪逆』黒川博行(朝日新聞出版)
著者プロフィール
黒川博行(くろかわ・ひろゆき)
1949年、愛媛県生れ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術の教鞭をとる。86年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、96年『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年『破門』で第151回直木賞、20年に第24回日本ミステリー文学大賞、24年『悪逆』で第58回吉川英治文学賞を受賞する。『疫病神』『国境』『悪果』『螻蛄』『後妻業』『泥濘』『桃源』『騙る』等がある。
第1回「大人の推理小説大賞」は、令和5年1月1日~12月31日に刊行された単行本の中から、文芸評論家の池上冬樹、香山二三郎、西上心太の3氏の推薦をもとに、下記5作品を候補作として決定しました。
『777 トリプルセブン』伊坂幸太郎(KADOKAWA)
『サイケデリック・マウンテン』榎本憲男(早川書房)
『四日間家族』川瀬七緒(KADOKAWA)
『悪逆』黒川博行(朝日新聞出版)
『負けくらべ』志水辰夫(小学館)
本年度の選考委員は、宇田川拓也(ときわ書房)、栗俣力也(TSUTAYA)、三島政幸(啓文社岡山本店)の3氏です。
選考の詳細は「オール讀物」5月号(4月22日発売)に掲載の予定です。
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