作品
同僚への秘めた思い、途切れた父娘の愛、義兄妹の許されぬ感情……。人の数だけ、愛はある。短編ミステリーの名手が挑む愛の物語。
ダークファンタジー大作『夜の底は柔らかな幻』のアナザーストーリー。特殊能力を持つ「在色者」たちの凄絶な過去が語られる。
楽しみにしていた初の海外旅行を前に亡くなった私は、様々な人々に憑き各地を旅していく(表題作)。豊かな小説世界を味わう短編集。
少女期に受けた壮絶な虐めの後遺症を抱えシリコンバレーで働く日系三世のレイは、自らと向き合う旅に出る。三島賞受賞作他一編。
原子力崩壊後の世界―青年ウマソーは警備保障会社に就職をするが、市長の娘に恋をした罰で、廃炉の職場に飛ばされる…傑作長篇小説。
妻の看取りに臨む夫は、病院で何を考えるのか? 妻の社会性を応援したい……がん患者が最期まで社会人でいられるのかを問う病院小説
社長の父親に乞われ、商社から大手生命保険会社に転職した広岡。その人柄と能力で信頼を得て、新機軸を打ち立てる彼を襲う悲劇とは?
あるモーテル経営者から奇妙な手紙が届いた。送り主は連日、天井の覗き穴から宿泊客のセックスを観察して記録をつけていた……。
日本初の「全文訳」、詳細な訳註収録の決定版「赤毛のアン」シリーズ第四巻。校長となったアンは医師を目指すギルバートと文通する。
八年の歳月をかけて創り上げた〈このあたり〉をめぐる物語。日本文学の最前線を牽引する作家が〈このあたり〉にあなたを連れていく。
恋人の教え子で行方不明の少女を探す二村直は、居所不明児童という「社会の闇」を知る。親になるという選択に惑う彼が出した結論は?
東大卒の秀才・出版社勤務の「僕」はどんな女性とも深い繋がりを結ばない。驚異的な記憶力に秘められた理由とは。ロングセラー長編。
日本初の「全文訳」、詳細な訳註収録の決定版「赤毛のアン」シリーズ第三巻。ギルバートと共にカナダ本土の大学に進んだアンは……。
記者会見や授賞式、結婚式などで知られる東京會舘。大正十一年の落成から改装を経ての再開まで、昭和、平成と集った人々を描く長編。
亡き姉・未咲の代わりに同窓会に出た裕里は、初恋の鏡史郎と再会する。二つの世代の恋愛を瑞々しく描く、岩井監督最新作の原作小説。
ただ一人心を許した同僚の失踪、その後明かされたもう一つの顔……崩壊の予兆と人知れぬ思いを繊細に描く芥川賞受賞作、他二篇。
日本史上の武将たちの史実の姿に迫った古典的シリーズから、光秀と天下を競った武将たち、道三、信長、秀吉、家康らの評伝を一冊に。
福岡出身、当時二十代の俺はクリエイターとして汐留の大型ライブハウスを任され、モデルと結婚し絶頂の日々も、確実に時代の変化が。
アン十六歳、プリンス・エドワード島の先生に。若い娘へ成長する幸せな二年間。初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第二巻。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。