作品
俳優や俳人、司会者として多才だった小沢昭一さんを偲び、ラジオの筋書作家を務めた著者が向島や蒲田など同氏の馴染みの場所を訪問。
「私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください」。映画化された犬と少女の絆を描く感動作が遂に文庫化。飼い犬から見た10の約束とは?
日米を股にかけて活躍したスーパー医学者からの最後のメッセージ。
「クマ、一緒に踊るか」「オレが? マロと?」白塗りのメイクで大駱駝艦の初舞台を踏む表題作ほか生きる実感あふれる四つの小説。
養父との関係に苦しむ多感で早熟な少女。その怒りと哀しみと性を淡々と綴り、アダルトチルドレンの先駆けとなった自伝的小説。
歴史ある紡績会社に突如として勃発した社長対次期社長候補のお家騒動(表題作)はじめ、組織に生きる男たちの業を描いた佳品四篇。
文学少女が編集者として一人立ちしていく姿を追いながら、変貌する出版界の明日を占うお仕事小説。
週刊文春の人気連載「マンガホニャララ」を単行本化! 超人気マンガから知る人ぞ知る名マンガまでブルボン小林がズバッと評します。
二人の作家が、古今東西の名作絵画から着想を得てショートショートを競作。今までとは違った視点で絵画を見られるようになる掌編集。
宮崎駿と花輪和一の類似性とは? 少女漫画の後書きで著者はなぜ過剰にへりくだるか? 為にはならないが、最高に面白い漫画コラム。
「まんだら屋の良太」の漫画家・畑中純が宮澤賢治を彫った。注文の多い料理店、銀河鉄道の夜など代表作約八十点が入った待望の版画集。
太郎に続いて、次郎、花子と次々に「神の子」が誕生する悠久寮。やがて16歳になった太郎は、京都へ“修学旅行”に赴くのだが……
朧が建設した「王国」は、異能を発揮する息子・太郎を中心に回るようになった。居場所を失った朧は、ある決断を下すのだが……
横浜の弁護士一家拉致事件いらいカルトを追い続けた執念の記録。冷静な筆遣いで浮き彫りにされた重たい真実と冷めた憤りをみよ!
法廷に立つ麻原彰晃及び彼にまだ眩惑されている信者たちの「罪と罰」を、冷徹な眼でウオッチする江川紹子の「オウム白書」第一弾
「まさか、まさか」の連続がオウムの暴走を許してしまった。警察、マスコミ、救援団体の活動を追いつつ事件の全貌を描く痛恨の記録
麻原とその弟子たちの犯罪を法廷で追跡し続けて丸二年。まだ残る謎を冷徹な眼でウオッチし続ける江川紹子の最新版「オウム白書」
織田信長、徳川家康、紀伊国屋文左衛門、宮本武蔵ら、時流に乗って不可能を可能にし、ある者は天下を取り、ある者は財を成し、ある者は天下の剣豪となった男たちの「ここ一番!」。
徒らに勝敗にこだわる昨今の武道は技法に浮薄のそしりを免れないのではないか。剣道三段、抜刀術五段を誇る剣豪小説の雄が、現代に息づく古来の「武」の精神を辿る対談・エッセイ集。
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