第173回直木賞にもノミネートされた話題作『踊りつかれて』。

 週刊誌報道やSNSでの情報被害をテーマに書かれた重厚な一冊には、「言葉が出ないほどの衝撃」「怖さを感じつつ読む手が止まらない」などの声が続々寄せられています。

『踊りつかれて』(塩田 武士)

 本ページでは、そんな一冊に関するインタビューや豪華対談などを一挙ご紹介! 本を読む前にも、後にも楽しめる情報が盛りだくさんです。


『踊りつかれて』あらすじ

不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。ほんの少し時を遡れば、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。

「誰かが死ななきゃわかんないの?」

ある日、突如ブログに書き込まれた“宣戦布告”。そこには、SNSで彼らへの誹謗中傷を繰り返した人々の個人情報が晒されていた。それは静かなテロルの始まりだった――。

情報という“爆弾”が破裂するや、今度は彼らが追い詰められることになる。家の前には不自然な人だかりができ、外を歩けばスマホを向けられる。

『罪の声』『存在のすべてを』の著者が次に描くのは、言葉が暴力になるこの時代。
思わず胸に手を当てて考えてしまう。自分は潔白だろうか。

――次の標的はあなたかもしれません。

 

1章まるごと試し読み「宣戦布告」

⇒ https://books.bunshun.jp/articles/-/9991

 

著者プロフィール

塩田武士(しおた・たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に入社。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。同作は第23回将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞も受賞した。2012年に神戸新聞社を退社し、専業作家に。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞。2024年『存在のすべてを』で第9回渡辺淳一文学賞を受賞。その他の著書に『崩壊』『雪の香り』『騙し絵の牙』『デルタの羊』『朱色の化身』などがある。

 

インタビュー

■膨大な執筆メモを大公開!
⇒ https://books.bunshun.jp/articles/-/9996

■「言葉」こそ人間の成熟度を測る物差し
⇒ https://books.bunshun.jp/articles/-/10096

■「スポーツ報知」掲載
現代社会へ必要なブレーキ

⇒ https://hochi.news/articles/20250601-OHT1T51308.html

■「読売新聞」掲載 
ネット上の悪意に「宣戦布告」

⇒ https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO070356/20250616-OYTAT50042/

■「北海道新聞」掲載 
SNSでの表現に過剰さはないか?

⇒ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1169583/

■「朝日新聞」掲載
情報社会の手荒な説明書

⇒ https://book.asahi.com/article/15837024

■「産経新聞」掲載
言葉が凶器に

⇒ https://www.sankei.com/article/20250801-RBVU4OV5PZNQBAFYVCU5S7LWN4/

■「AERA」掲載    
「小説はここまでできる」 

⇒ https://dot.asahi.com/articles/-/260873

■「週刊ポスト」掲載
松本清張の読み聞かせで育った

⇒ https://www.news-postseven.com/archives/20250615_2045779.html

■「読売新聞 私を作った書物たち」掲載
⇒(第1回)https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20250707-OYT1T50134/
⇒(第2回)https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20250714-OYT1T50153/
⇒(第3回)https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20250722-OYT1T50126/
⇒(第4回)https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20250728-OYT1T50182/

■「AERA」掲載
ノンフィクション作家・下山進氏との対談「週刊文春・不倫報道の内実『止める編集者も』」

⇒(前編)https://dot.asahi.com/articles/-/263630
⇒(後編)https://dot.asahi.com/articles/-/263617

■「週刊現代」掲載
「炎上」が変わった30年

⇒ https://gendai.media/articles/-/153084

 

書店員さんからの感想続々!

■全国から届いた熱く、熱(圧)いコメントは、まさかの累計2万2000字超! 
⇒ https://books.bunshun.jp/articles/-/10014

 

書評

■「ダ・ヴィンチWeb」掲載 ライター・アサトーミナミさん
「この小説が世界を変えるかもしれない」

⇒ https://ddnavi.com/article/1262498/a/

■「読売新聞」掲載 作家・宮部みゆきさん
最前線の現代ミステリーが浮かび上がらせる「犯罪観」

⇒ https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/reviews/20250602-OYT8T50044/

■「WEB本の雑誌」掲載 書店員・高頭佐和子さん
「最後まで一気に読むしかなかった」

⇒ https://www.webdoku.jp/newshz/takato/2025/06/09/113000.html

■「朝日新聞」掲載 書評家・吉田伸子さん
誹謗中傷に投じた「一石」の意味

⇒ https://book.asahi.com/article/15900632

■塩田さんが週刊文春編集長を直撃!(『オール讀物2025年7・8月号』掲載)
「『報じる側の意識』に変化はありますか?」

⇒ (第1回)https://books.bunshun.jp/articles/-/10081
⇒ (第2回)https://books.bunshun.jp/articles/-/10082
⇒ (第3回)https://books.bunshun.jp/articles/-/10083

■文藝春秋PLUS
週刊誌の罪とSNSの罰

⇒ https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h10133

■「週刊文春」で堂々の週刊誌批判!?
⇒ (前編)https://open.spotify.com/episode/4Kove9KSJ5vmDpjzeags9l

⇒ (後編)https://open.spotify.com/episode/0kAFGv38YfxDL7DSzyrgMT

■KBS京都ラジオ「角田龍平の蛤御門のヘン」(リンク先で音声をお聴きいただけます) 
⇒ PART1 https://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/hen/2025/06/hen_140430.htm
⇒ PART2 https://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/hen/2025/06/hen_140498.htm

■IBCラジオ「朝からラジオ BOOKナビ」(radikoへ遷移します)
さわや書店フェザン店 内村裕子さん「冒頭《宣戦布告》からすんごかった」
⇒ https://radiko.jp/podcast/channels/b3e742f3-9d2e-4c4c-8860-79fa24e7b99b

■「NHK 兵庫NEWS WEB」掲載
SNSと誹謗中傷

⇒ https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20250715/2020029156.html