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「まるで鋭い凶器に何度も切りつけられるような感覚」「心の内は今も震えている」塩田武士さん最新刊『踊りつかれて』に圧倒された書店員による感想2万2000字を一挙大公開!

「まるで鋭い凶器に何度も切りつけられるような感覚」「心の内は今も震えている」塩田武士さん最新刊『踊りつかれて』に圧倒された書店員による感想2万2000字を一挙大公開!

『踊りつかれて』(塩田 武士)


ジャンル : #エンタメ・ミステリ

『踊りつかれて』(塩田 武士)

 『罪の声』『存在のすべてを』など、徹底的な取材と洞察に裏打ちされた社会派作品を次々と世に放ってきた塩田さん。5月27日に発売されたばかりの最新作『踊りつかれて』は、その最高到達点とも言える傑作長編です。

 突如、インターネット上に投下された一つの爆弾。名前、住所、勤務先……それは、83人のあらゆる個人情報だった。誰が、何の目的で?

〈宣戦布告〉と名づけられたその爆弾は静かに爆発し、やがて彼らの人生を次々破壊していく――。

 いち早く本作を読んでくださった書店員のみなさまからも熱い感想が続々届いています。その数なんと68人、累計2万2000字超!

 かつてないほどの分量に狂喜乱舞し、(時に「読みつかれて」?)圧倒された「踊りつかれて」チームは急遽、“作戦会議”を招集。一字も余すことなくお届けしたく、悩みに悩み……苦肉の策で、文字数ごとに分類してみました(なぜ)。前代未聞の感想祭りが始まります!

 強い言葉がぎゅっと詰まったものから、思いの丈がしみじみ綴られたものまで。SNS時代に辟易するあなたに、きっと刺さる言葉があるはず。※一部、内容のネタバレがあります。


1 「 『安全圏のスナイパー』になる可能性は誰にでもある」〈57字〉
蔦屋書店茂原店 松浦直美さん

2 「1冊が、3冊いや、4冊分の重厚さ」〈77字〉
広島蔦屋書店 江藤宏樹さん

3 「胸が震えるのは疑いようもなく愛だ」〈80字〉
福岡金文堂 志摩店 伊賀理江子さん

4 「言葉が出てこないほどの衝撃」〈80字〉
宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん

5 「尊き命への問題提起と人間愛が伝わってくる」〈87字〉
うさぎや矢板店 山田恵理子さん

6 「プライベートをネットに晒されてしまう恐怖」〈96字〉
紀伊國屋書店ゆめタウン博多店 富田智佳子さん

7 「歪な現代を鏡のように写し取った作品」〈96字〉
HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん

8 「現代社会への警笛を激しく鳴らしている」〈102字〉
TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店 中江敬子さん

9 「SNSに対して思っていること全てが込められた作品」〈107字〉
幕張蔦屋書店 後藤美由紀さん

10 「これを文春さんで?? いいの? 大丈夫?」〈109字〉
紀伊國屋書店エブリイ津高店 髙見晴子さん

11 「社会派の金字塔がまたひとつ生まれた」〈114字〉
未来屋書店入間店 佐々木知香子さん

12 「恨みや悲しみだけではなく人間愛を感じる壮大なストーリー」〈117字〉
CHIENOWA BASE 鈴木智春さん

13 「SNS上の学級会みたいな幼稚な『正義』の時代」〈118字〉
八重洲ブックセンター宇都宮パセオ店 坂本知子さん

14 「言葉も無く圧倒された」〈122字〉
大盛堂書店 山本亮さん

15 「他人事でない恐ろしさを感じました」〈131字〉
田村書店吹田さんくす店 村上望美さん

16 「ずっと頭にあったのは、アンデルセンの赤い靴」〈132字〉
未来屋書店高の原店 元尾和世さん

17 「ずいぶん前から踊りつかれている。SNSに。ネットニュースに」〈137字〉
紀伊國屋書店西武東戸塚S.C.店 鶴見祐空さん

18 「ネット社会に強烈な警鐘を鳴らす一冊」〈155字〉
旭屋書店池袋店 藤田真理子さん

19 「怖さを感じながら読む手が止まりませんでした」〈166字〉
コーチャンフォーミュンヘン大橋店 早坂千尋さん

20 「間違いなく今年最大の衝撃作」〈173字〉
紀伊國屋書店 アリオ鳳店 吉原朋子さん

21 「リアルすぎて怖い」〈178字〉
コーチャンフォー新川通り店 木村美葉さん

22 「自戒も込めてこの作品を胸に刻んでおきたい」〈179字〉
明屋書店厚狭店 小椋さつきさん

23 「ごめんなさいごめんなさいと謝りながら読み進めた」〈182字〉
紀伊國屋書店 天王寺ミオ店 西澤しおりさん

24 「『匿名』の持つ暴力の描写が恐ろしい」〈183字〉
平安堂若槻店 上村祐希さん

25 「やむにやまれぬ思いの大きさに打ちのめされた」〈189字〉
ジュンク堂書店松坂屋高槻店 西本裕子さん

26 「真剣に『ことば』と向きあおうと思う」〈195字〉
ブックセンタークエスト小倉本店 竹内裕美さん

27 「こんなに怖い小説はいまだかつてない。最高傑作だ」〈200字〉
くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん

28 「SNSの恐ろしさが、自分の事として」〈205字〉
須原屋コルソ店 大瀧裕子さん

29 「強く平手打ちをされた感覚」〈211字〉
紀伊國屋書店札幌本店 関咲蘭さん

30 「序章から終章まで、息をもつかせぬ展開の連続」〈224字〉
高坂書店 井上哲也さん

31 「出来心と親指一つで他人の人生を吹き飛ばせる」〈228字〉
平和書店アル・プラザ城陽店 奥田真弓さん

32 「ある人には警告に、ある人には強い励ましとなる物語」〈235字〉
ジュンク堂書店上本町店 光定真美子さん

33 「SNSの言葉の裏にいる生身の人間が重くのしかかって」〈238字〉
水嶋書房くずはモール店 井上恵さん

34 「とどまる事をこの小説が思い出させてくれたらいい」〈240字〉
有隣堂藤沢店 廣田優里さん

35 「深く誰かとつながることが人生を味わい深くしてくれる」〈259字〉
水嶋書房くずはモール店 和田章子さん

36 「人は踊りつかれるまで、人生を生きねばならない」〈260字〉
正和堂書店 猪田みゆきさん

37 「救いの光が差すような、読後の不思議な高揚感」〈261字〉
くまざわ書店稲沢店 大洞良子さん

38 「どこか間違っているって気付いてくれよ。みんな」〈262字〉
東京旭屋書店 新越谷店 猪股宏美さん

39 「今後命を断つ人が出ないよう、強く願います」〈263字〉
紀伊國屋書店高槻阪急スクエア店 北辻祥子さん

40 「読み終えた時、祈りを感じました」〈269字〉
紀伊國屋書店広島店 藤井美樹さん

41 「冒頭の宣戦布告で完全にやられた。脳天まで痺れた」〈294字〉
紀伊國屋書店武蔵小杉店 鶴見真緒さん

42 「まず冒頭の宣戦布告を読んでほしい」〈308字〉
ジュンク堂書店郡山店 郡司めぐみさん

43 「昔も今も変わらない社会の歪みの中でどう生きる?」〈312字〉
ジュンク堂書店三宮店 三瓶ひとみさん

44 「大切な人と夢の続きを」〈323字〉
文教堂河内長野店 越賀知春さん

45 「この物語を私は美しいと思います」〈334字〉
六本松蔦屋書店 峯多美子さん

46 「あたかもドキュメンタリーを観ているような」〈337字〉
明文堂書店TSUTAYA戸田 坂本まさみさん

47 「登場人物がみな生き生きと語ってくれている」〈361字〉
未来屋書店名取店 高橋あづささん

48 「人の温かさに安心する」〈371字〉
紀伊國屋書店相模女子大学ブックセンター 藤井亜希さん

49 「人間の恐ろしさが見られる作品」〈384字〉
ジュンク堂書店福岡店 吉田京介さん

50 「SNS上で加害者になることも被害者になることも、もうひとごととは思えない」〈408字〉
紀伊國屋書店京橋店 坂上麻季さん

51 「何も知らない人間が人を語ってはいけない」〈417字〉
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

52 「ラストシーンがずっと心の中に残り続けている」〈418字〉
丸善ヒルズウォーク徳重店 熊谷由佳さん

53 「こんなにも過去を抱きしめてやりたいと思ったことがあるだろうか」〈426字〉
未来屋書店大日店 石坂華月さん

54 「この本という一滴が抑止力になることを願わずにはいられない」〈427字〉
蔦屋書店熊本三年坂 迫彩子さん

55 「小説は時にフィクションの枠を越えることがある」〈427字〉
ジュンク堂書店芦屋店 山ノ井さよりさん

56 「この物語が人々の心に波紋を起こしてくれたらいい」〈428字〉
紀伊國屋書店京都産業大学ブックセンター 宮江かほりさん

57 「一筋の儚い光源を求めて読み続けていける」〈473字〉
紀伊國屋書店名古屋空港店 山崎蓮代さん

58 「愛情を超える、人の縁、人の絆が、心を揺さぶる」〈473字〉
ふたば書房京都駅八条口店 宮田修さん

59 「寝食忘れるくらいどっぷりと引き込まれてしまう」〈485字〉
未来屋書店上尾店 石母田真貴さん

60 「最後のシーンはズルイ!!」〈565字〉
ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里さん

61 「この小説で問われているのは『人間』」〈653字〉
平安堂新長野店 清水末子さん

62 「『ざまぁ』と思ったことを否定できません」〈661字〉
ジュンク堂書店旭川店 松村智子さん

63 「読み進めるたびに、まるで鋭い凶器に何度も切りつけられるような衝撃」〈689字〉
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

64 「他人事だと思っていると痛い目に遭うから、肝に銘じておけ!」〈753字〉
精文館書店豊明店 近藤綾子さん

65 「言葉は人をたやすく傷つけ、殺すのだ」〈828字〉
精文館書店中島新町店 久田かおりさん

66 「心の内は今も震えている」〈857字〉
紀伊國屋書店 久留米店 池尻真由美さん

67 「これこそが塩田先生の真骨頂」〈899字〉
くまざわ書店ららぽーと沼津店 小川誠一さん

68 「私の一番の趣味はプロレス観戦です」〈1141字〉
紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん

単行本
踊りつかれて
塩田武士

定価:2,420円(税込)発売日:2025年05月27日

電子書籍
踊りつかれて
塩田武士

発売日:2025年05月27日

プレゼント
  • 『いけないII』道尾秀介・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2025/06/04~2025/06/11
    賞品 『いけないII』道尾秀介・著 5名様

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