累計900万部を突破した「わたしの幸せな結婚」の著者・顎木あくみさんによる人気シリーズ第2巻『人魚のあわ恋 秘めた想い、二つ』(文春文庫)が3月4日に発売されます。

ヒロインの天水朝名(あまみずあさな)は、手首に浮かんだ痣のために家族から虐げられている16歳の女学生。そんな彼女の前に、美男子の国語教師・時雨咲弥(しぐれさくや)が婚約者として現れて……。

人魚伝説 × 運命 × シンデレラストーリー。本作に夢中になった全国の書店員さんのご感想をご紹介します。(全3回のうちの1回目)

※『人魚のあわ恋』第1巻のプルーフを読んだ書店員さんのコメントになります。


自分はいてはいけない化け物だから。幸せになる権利はない。いつか泡のように消えられたら。存在を隠して生きてきた朝名にとって、運命に導かれた葛藤する生まれをもつ咲弥との繰り返される出会いは、心をピュアにえもいわれぬ美しい煌めくファンタジーの世界へと誘った。人を想い、慕うこと、朝名と咲弥は信じるという言葉を私たちにその生き方で、心に響かせてくれた。
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

固く閉じた蕾だった少女が、強くしなやかに、ふわりと美しく花開いていくような物語。
胸の中を渦巻いていた灰色の気持ちが、泡沫夢幻(ほうまつむげん)の彼方に消え、一縷(いちる)の希望の光が差し込むようなラストに、全身が潤うようでした。
繊細で儚く、美しい光をまとった、曇りの無い澄んだ水のような純愛小説。
読後の今も、柔らかいまなざしのような優しさに包まれています。
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

天水家の秘密、朝名の秘密、そして咲弥の秘密。どこか仄暗い雰囲気の中で、二人が出会う場所はいつだって美しい。
咲弥の祖父はなにを知っているのか、二人の痣の意味とは、そして周囲の人々まで今後がとても気になるお話でした。
BOOKSあんとく やまが店 武田あおいさん

〈人魚〉といえば不老不死。当然ホラー的要素が含まれるのだろうとは想像していましたが、そこに吉屋信子や谷崎潤一郎を思わせる耽美で倒錯的な世界が展開されるとは油断ならない。
色々と匂わせ過ぎの親友たちの今後と、ホラー好きとしては朝名の大叔母のストーリーもどこかで読むことができたらと期待しております。この切なくも美しい物語を一人でも多くの方に知っていただけるお手伝いができれば幸いです。
未来屋書店発寒店 宍戸和美さん


朝名の交友関係のその後や、朝名の大叔母についても第2巻でほんの少し明らかになるかも?
美しく切ない「人魚のあわ恋」シリーズをぜひご堪能ください。

『人魚のあわ恋 秘めた想い、二つ』の冒頭はこちらから読めます。