
学生たちの『清貧と復興』の感想文を読みながら、自分がなぜ、土光に共鳴するのかを考えてみた。
それは幼い日に心と体に深く刻み込まれた記憶である。戦後復員した後、朝早くから夜中まで働き続けて会社を再興しながら若くして交通事故死した父と、その父のようになれと叱咤激励し続けた母の姿、ぬくもりを土光に重ね合わせていたのだと思う。
著者も私との会話のなかで母という言葉を何度となく口にする。「無私の人」土光敏夫を育て上げた母・登美の教えをまとめた続編『母の力 土光敏夫をつくった100の言葉』と合わせて、多くの若い人たちに読んでほしいと願っている。
プレゼント
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『数の進化論』加藤文元・著
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