- 2015.01.30
- インタビュー・対談
『なまけものダイエット』の、実はなまけていない時もあったダイエットの裏話。
「本の話」編集部
『なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇』『なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇』 (伊藤理佐 著)
ジャンル :
#随筆・エッセイ
ダイエット歴30年越えの漫画家・伊藤理佐さんが自身のダイエット体験をセキララに描いた『なまけものダイエット』を2冊同時刊行! 運動嫌いで食べることが大好きな伊藤さんにダイエット人生を語っていただきました。
――伊藤さんが30代の頃に体験した「寝るだけ・食べるだけ・飲むだけ」のなまけものダイエットを描いた『楽して痩せたい甘口篇』、そして出産後から現在までのダイエットをテーマに「コミックエッセイルーム」で連載したものに大幅加筆した『とにかく痩せたい辛口篇』の2冊が発売になりました。りんごやこんにゃくなど「○○だけ食べる」ダイエット、マイクロダイエットや低インシュリンダイエット、カロリー計算に腸内洗浄などの流行りものダイエット、ウォーキングや水泳・ジム通いなどスポーツ系まで、相当な数のダイエットを体験してますね。
伊藤 そうですか? みんな、このくらい普通にやってるんじゃないですかね~。
――いやいや、今回描ききれなかったダイエットもまだあると聞きましたが、伊藤さんは普段ダイエット情報をどこから入手しているんですか?
伊藤 雑誌で知ったり、人から聞いて自分でも調べたり。本屋のダイエット本コーナーも好きで、よく行っていました。かつては、新しいダイエットを発見すると、流行りのスイーツを見つけた時のようなときめきがありましたね(笑)。
――20代、30代の頃は、新しいダイエットを見つけたら、とりあえず試してみるって感じですか。
伊藤 そうそう。テレビで取り上げたものにも飛びついて、器具もいっぱい買いました。ダンベル、何本捨てたことか(笑)。他にも、ステッパーでしょ、お腹をブルブルさせる機械でしょ、口に入れて顔が痩せる器具、お風呂でかぶるマスク、サウナスーツ……まだまだあります。飲み薬もいろいろ買いましたね。食べる前に飲むと痩せる薬とか。ある時、知り合いに「中国のダイエット薬は痩せるらしいよ」って教えてもらって、へえ~気になる、と思った1週間後、その薬を飲んだ人が死んだというニュースをテレビで見て震え上がりました。教えてくれた知り合いは「ごめ~ん! 死ぬとこ!」って笑ってましたが(笑)。
――ダイエットも命がけですね(笑)。では、描いてないけど印象深いダイエットは?
伊藤 家庭内腸内洗浄かな。腸の中に流すお湯を入れる50センチ四方くらいの大きなタンクがあるんですけど、もう使ってなかったそのタンクが引っ越しの時にゴロゴロ~ンて出てきて、「わたし、何してたんだろう……」ってものすごく虚しくなりました。
――じゃあ、一番成功したダイエットは?
伊藤 体を温める系のダイエットですかね。『甘口篇』でも描いていますが、岩盤浴は今もたまに行きたくなります。
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