「わあ、生ハムメロン」「ほう、ヴィシソワーズ」「え、ウィンナーシュニッツェルってなんだ?」「ファルファッレ、ポルチーニ、バルサミコ酢!」「フォアグラやトリュフやキャビア!」……
あの料理この料理を思い浮かべてうっとり、食べたいなあ……よだれがちゅるー、はっいかん……なんて本ではありませんでした。
読み進んでも、いっこうに私のお腹はぐーと鳴らない。右記の単語は確かに出てくるのに。けれどどんどんページをめくってしまう。
不思議なごはん本です。
《私には自分の鼻や舌に全く自信がないのだ》
なんて、穂村さんは冒頭から威張って(あわてて?)宣言しています。美食家でも大食漢でもない著者の、限りなく個性的(というか相当にへんてこ)な食生活の記です。
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