初めての方も多いと思いますので、まずはご挨拶させていただきます。
はじめまして、たかぎなおこと申します。
漫画とエッセイを融合させた「コミックエッセイ」というジャンルで仕事をしておりまして、今年でデビュー16年になります。
自分の身長の低さ(150㎝です)について思うことや、約16年続いたひとり暮らし生活での悲喜こもごも、はたまた旅に出てみた話やフルマラソンにチャレンジしてみた話など、自分の身の回りの出来事を題材にした本を主に出してます。
その中には食べ物についての話もよく出てくることもあり、今回こちらの解説のご依頼をいただきました。
私なんぞから見たら東海林さだおさんは大先輩というのもおこがましいくらい、キャリアも才能も知名度も上の上の方で、そんな! 私が解説だなんてとんでもないですよ! と思ったのですが、せっかくいただいたお話だし、こんなご縁ももうないかもしれないとも思いまして、勇気を振り絞ってお引き受けさせていただくことにしました。
なにぶん不慣れなもので、なにか失礼な点や意味不明な点がありましたらすみません。
どうぞよろしくお願いいたします。ぺこぺこ~。
そんなわけでまず作品を読ませていただくべく、出版社さんから文庫本になる前のゲラを送っていただいたのですが、それを読んだのがちょうどインフルエンザにかかって自宅で療養しているときでした。
しかも夫と1歳の娘もかかってしまって、一家3人ともインフルエンザ。
インフルエンザってかかったことありますか?
私は初めてかかったのですが、40度近い熱は出るわ、体のあちこち筋肉痛や関節痛になるわ、味覚もおかしくジュースを飲んでも苦いような味がするわで、噂には聞いてましたがものすごくきついものでした。
もうただただ寝ていたい状況なのですが、娘の機嫌もすこぶる悪いのでそうもいかず、夫と2人でヨボヨボと看病する日々……。
そうしてやっと熱は下がってきたものの、まだ感染力があるため外出はできず、家族3人ひきこもって療養していたときに読ませていただいたエッセイは、なんだかとても健康的でいきいきとはずんでるように感じました。
健康的といっても出てくる食べ物はどん兵衛にフライドポテトをのせたものだったり、吉野家で吉呑みする話だったり、特にヘルシーというわけでもないのですが、いろんな食べ物にわくわくしたり、ふむふむと観察したり、いそいそと買いに行ったり、そういう行動のひとつひとつがとてもかわいらしく、健康的に思えました。
病気のときだったから余計にそう思ったのでしょうか……。
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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