ピエール マルコリーニ、銀座千疋屋、和光アネックス ティーサロン、銀座ウエスト 本店、ルコント 銀座店、リビスコ 銀座店、銀座 松㟢煎餅 本店
『和菓子のアン』の著者・坂木司さんが、「銀座百点」で訪ね歩いた名店の数々――。
初エッセイ集『おやつが好き』に収められた素敵なスイーツをあなたもいかが!?
おやつが好きです。甘いのもしょっぱいのも和風も洋風も、あるいはどこか他の国のものでも。そう、おやつはなべて素晴らしい。
何故なら、おやつは自由だからです。いつどこで誰と何をどんな風に食べようと、自由。おいしくて風通しのよいおやつを、私は愛しているのです。
この本には主に「銀座で買うことのできるおやつ」の話が詰まっています。小さい頃から知っていたものや、ひとに教えていただいたもの、あるいは自分でふらふら歩いて見つけたものなど、出会いは様々。でも共通しているのはおいしさともう一つ、誠実なところでした。
ピエール マルコリーニの鼻血が出そうに濃い(褒めています)けど融点が計算しつくされていたパフェも、さくさくの食感が予想外で嬉しい銀座千疋屋のフルーツサンドも、銀座和光アネックスのティーサロンの熱々グラタンも、すべてひとの手を感じる味がしました。それは「これをこう食べてもらいたい」というお店側の姿勢が形になったものでした。
ピエール マルコリーニ「マルコリーニ チョコレート パフェ」
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