特集

鼎談 綿矢りさ×朝吹真理子×村田沙耶香 深夜二時から始まる話

文: 綿矢 りさ,朝吹 真理子,村田 沙耶香

文學界5月号

鼎談 綿矢りさ×朝吹真理子×村田沙耶香 深夜二時から始まる話

実はコスプレ仲間でもある三人が語る、アニメ、BLとの出会い、妄想の仕方から、作家としてのスタイルの違いについてまで。


「文學界 5月号」(文藝春秋 編)

 朝吹 ふだんアホな話いっぱいしてるけど、こうやって仕事で会ってるのに、普段通りに話さなきゃいけないのは逆に難しいね。

 村田 なんだかいまだによくわかっていなくて……何を話せばいいんだろう。

 朝吹 前回の鼎談(上田岳弘×鴻池留衣×古川真人「若手作家の生活と意見」文學界2019年12月号)は、みなさんへべれけになって話しているから、きっと実際はもっとすごいことになっていたんだろうな、と思わせる、愉快な鼎談だった。腹に一物二物ある(笑)感じが、我らもでるのかなあ。

 綿矢 でも「別にそういうのじゃなくてもだいじょうぶです」って編集さんが言ってたから信じよう。

 村田 とはいえ、ほんとうに自由に話してたらひたすらオタクな話になってしまいそう。

 朝吹 いいかな、その話して。まず、コスプレ願望が、私たちにはあってですね。

 綿矢 あ、その話? ぜひぜひ。

 朝吹 コスプレをして、家で写真をとりあったり、このあいだはコスプレカラオケをしました。三善っていうミュージカルや歌舞伎の舞台用化粧品を扱っているメーカーがあって、そこがメイクレッスンをひらいているんですね。演劇のメイクからコスプレメイクまで、希望したらなんでも、教えてくれるんです。ただ、あくまでもレッスンなので、化粧をじぶんでやらないといけないので、難しかった。せっかくだから衣装を持ち込んで、メイクを終えた後、着替えて、カラオケ店まで行って、写真撮影会をしました。

文學界 5月号

2020年5月号 / 4月7日発売
詳しくはこちら>>


 こちらもおすすめ
特集げいさい 短期集中連載 最終回(2020.04.14)
書評父から子に記憶を語り継ぐということ――佐藤優が村上春樹『猫を棄てる』を読む(2020.04.23)