2016年5月31日。
清原は覚せい剤取締法違反によって有罪判決を受けた。
懲役2年6カ月、執行猶予4年
犯罪者として過ごすこの期間を清原はこう表現してきた。
「ずっと暗闇の中にいるような、暗いトンネルの中にいるような感覚です」
「自分が打ってきたホームランや自分が輝いていたときのことを思い出せば思い出すほど、犯罪をしてしまった今の自分と比べて暗く沈んでしまうんです」
「なんであんなことをしてしまったんだろうと、いっそ死にたいと考えてしまいます」
どうにも消化できない苦しみをそういう表現で吐露してきた。
そして、いつまで続くかしれない暗闇に終わりがあるとすれば、それは司法上、犯罪者ではなくなるそのときなのかもしれない。そう考えて闇に耐えてきた。
その日がもう目の前に見えている。
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