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「お願いします」と「お願い申し上げます」、どちらが正しいか 『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』

「お願いします」と「お願い申し上げます」、どちらが正しいか 『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』

文藝春秋出版局

多くの人が迷うメール表現の悩みを一挙解決! 


ジャンル : #趣味・実用

「賜ります」はメールにつかうか

『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』(中川路 亜紀)

業務連絡メールではつかいません。

「賜ります」は、典型的なビジネス文書用語です。「賜る」は「いただく」とほぼ同義で、古くから、身分の高い人から身分の低い人へ何かを与えるときに用いられてきた言葉です。

メールでも、総務的な通知やあいさつには書かれていることがあります。お客様へのメールや総務的なメールを書く人もいると思いますので、どんなふうにつかうのか、例を示しておきましょう。

「お世話になっております」にあたる重厚なあいさつは、

「日頃はひとかたならぬお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます」
「平素は弊社事業にご協力を賜り、誠にありがとうございます」

「今後ともよろしくお願いいたします」にあたる重厚なしめくくりは、

「今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
「引き続き、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」

ほかにもさまざまなバリエーションがあります。

【次ページ 便利な「気づかいフレーズ」たち】

単行本
段取り上手のメール
さくさく仕事が進む超速文章術
中川路亜紀

定価:1,595円(税込)発売日:2020年08月06日

プレゼント
  • 『赤毛のアン論』松本侑子・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2024/11/20~2024/11/28
    賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様

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