本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
「お願いします」と「お願い申し上げます」、どちらが正しいか 『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』

「お願いします」と「お願い申し上げます」、どちらが正しいか 『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』

文藝春秋出版局

多くの人が迷うメール表現の悩みを一挙解決! 


ジャンル : #趣味・実用

「賜ります」はメールにつかうか

『段取り上手のメール――さくさく仕事が進む超速文章術』(中川路 亜紀)

業務連絡メールではつかいません。

「賜ります」は、典型的なビジネス文書用語です。「賜る」は「いただく」とほぼ同義で、古くから、身分の高い人から身分の低い人へ何かを与えるときに用いられてきた言葉です。

メールでも、総務的な通知やあいさつには書かれていることがあります。お客様へのメールや総務的なメールを書く人もいると思いますので、どんなふうにつかうのか、例を示しておきましょう。

「お世話になっております」にあたる重厚なあいさつは、

「日頃はひとかたならぬお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます」
「平素は弊社事業にご協力を賜り、誠にありがとうございます」

「今後ともよろしくお願いいたします」にあたる重厚なしめくくりは、

「今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
「引き続き、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」

ほかにもさまざまなバリエーションがあります。

【次ページ 便利な「気づかいフレーズ」たち】

単行本
段取り上手のメール
さくさく仕事が進む超速文章術
中川路亜紀

定価:1,595円(税込)発売日:2020年08月06日

プレゼント
  • 『グローバルサウスの逆襲』池上彰・佐藤優 著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2024/4/19~2024/4/26
    賞品 新書『グローバルサウスの逆襲』池上彰・佐藤優 著 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る