第70回読売文学賞小説賞(2018年度)を受賞した感動作『ある男』が、9月1日に文春文庫から発売となります。
愛したはずの夫は、まったくの別人であった――。
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。
愛にとって過去とは何か? 人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。
そして、本作が待望の映画化。2022年に公開されることが、決定いたしました。
映画では、城戸を妻夫木聡さん、里枝を安藤サクラさん、「大祐」を窪田正孝さんが演じます。監督は『蜜蜂と遠雷』の石川慶さん。乞うご期待です。
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