- 2021.10.11
- コラム・エッセイ
【マンガ】「自分の奥にこんな快感があることも知らなかった」 指が6本ある男は、同衾した女を惑わせていく…
桜木 紫乃 ,もんでん あきこ
マンガ『ブルース』第1話
ジャンル :
#小説
,#コミック・コミックエッセイ
6本の指を持ち、同衾した女たちを惑わせ、釧路で影の支配者としてのしあがっていく男、影山博人。その影山を巡る8人の女の物語を描いたのが、直木賞作家、桜木紫乃さんの『ブルース』だ。そして、その『ブルース』をコミカライズしたのが、累計150万部越えの『エロスの種子』の著者もんでんあきこさん。「愛とエロス」について語りあったお二人の対談を記念して、コミック『ブルース』の第1話「鍵」を紹介する。
桜木紫乃さんともんでんあきこさんの対談はこちら
>>第1回「二人で雪まつりに行ったりしていたら『エロスの種子』が大ヒットして…」 桜木紫乃ともんでんあきこはなぜ“女で身を滅ぼすキャラクター”が好きなのか
>>第2回「子供は親を選べる。生きていく術を教えてくれた人も親だから」 桜木紫乃が描く、“毒親”から解放される“インモラル”な方法
桜木紫乃(さくらぎ しの)
作家。1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年、同作を収録した『氷平線』で単行本デビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞、20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞。『風葬』『起終点駅(ターミナル)』『裸の華』『砂上』『ふたりぐらし』『光まで5分』『緋の河』『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』『Seven Stories 星が流れた夜の車窓から』(共著)、絵本『いつか あなたを わすれても』(オザワミカ・絵)など、著書多数。
もんでんあきこ
北海道出身。1983年のデビュー以来、少女誌から青年誌まで幅広く活躍している。代表作は、累計140万部突破のベストセラーとなった『エロスの種子』(2021年9月現在1~5巻発売中)。圧倒的画力と巧みなストーリーで描かれる、優しくて強くてときに脆い男女のオムニバスは、雑誌「グランドジャンプめちゃ」にて大好評連載中。他著に『竜の結晶』(集英社)、『アイスエイジ』(集英社)など。