- 2023.10.16
- 特集
「今まで読んだ中で一番好きな青春小説」「心に青空が広がるような作品」。伊与原新さんの青春科学小説『宙わたる教室』にワクワクが止まらない!
『宙(そら)わたる教室』(伊与原 新)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
『月まで三キロ』や『八月の銀の雪』など、科学の美しさと日常を重ねた作品で、人気の伊与原新さん。10月20日に発売される最新作『宙わたる教室』は、定時制高校の科学部を舞台に、抱える事情も年代も様々な科学部メンバーが、紆余曲折を経ながら、壮大でユニークな実験に挑みます!
実在の定時制高校の快挙に着想を得たという、この<青春科学小説>には、発売に先立って見本版を読了した皆さまから、驚くほどたくさんの感想をいただきました。全国から届いた熱いメッセージの一部を紹介していきます。(第1回/全5回予定)
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん
直球できた。
何度も感情を抑えられず、涙をこらえられなかった。
科学ってこんなに人をワクワクさせられるんだ。
科学は生き方、気持ちを包み込んで自分の再出発を応援してくれるんだ。
色々な事情で自分をあきらめている人に絶対読んでほしい。
エリートだけで世界はなりたっていない。
探求心・好奇心・やりたいはすべてをなぎ倒す。
この教室には何でもある。彼らの青春は始まったばかり。まだまだ続く。
もう最高! 今まで読んだ中で一番好きな青春小説に出逢った。
あらゆる年代、あらゆる環境にいる全ての人に勇気を与える、
涙せずにはいられない最高に暖かい小説、大好きです。
紀伊國屋書店久留米店 池尻真由美さん
年代や立場は違っても科学を通じて絆を深め、心を一つにしていく……
青春が詰まった一冊です!
まったく科学の知識のない私ですが興味が湧いてきてワクワク胸が高鳴りました。
好きなこと、夢中になることがあるって幸せです。
困難を乗り越え、前進していく姿に勇気をもらいました。
読後はあたたかく清々しい余韻に包まれました。
幅広い世代の方に読んでいただきたい作品です。
未来屋書店小山店 松嶋真知子さん
私は文系ですが、星や宇宙が好きな人間なので読む前からワクワクしました。
それぞれの理由で定時制に通っている、年齢も国籍も趣味もまったく違う仲間が一つの目標に向かって一致団結します。
まるでSF物語で困難なミッションに挑む宇宙船の乗組員たちのようでした。
全力で応援しながら読みました。
読んだ後、心に青空が広がるような作品でした。
水嶋書房くずは駅店 永嶋裕子さん
みんな様々な事情を抱えてここに集う。
誰もが自分の現状をどうにかしたいと思っている場所なんだろう。
けれど、誰かが自動的に助けてくれる場所ではない。
夜の校舎を冷たく感じた正体はそれかもしれない。
ならばこの4人は、その冷たさの先に進んだのだ。
夜の校舎の灯りは頼りなく、寂しい。けれど、誰かが諦めずにいる証。
宇宙を考えたとき、人間の存在の儚さを思い知る。
けれど、私たちの世界では、私たちが歩く。孤独な道かもしれない。
火星に降り立ったオポチュニティのように、いつか自身の道を振り返ったとき、よくやったな、と自分で思うことができたなら、明日へ繋がったことへの証なんじゃないだろうか。そんな力強さを感じたラストだった。
未来屋書店大日店 石坂華月さん
人それぞれ違うからこそ、ぶつかり合い歩み寄り、良い結果も生まれる。
一つ扉を開けると、目の前にはまたたくさんの扉が待ち受けていて、選んだ道を模索し続ける繰り返し。
それは、いくつになっても悩みが尽きない私たちに、可能性という希望を与えてくれるようです。諦めちゃダメね。
じんじんと胸が熱くなり、涙が溢れてきました。
未来屋書店大垣店 日髙里望さん
顧問の藤竹先生が言っていた「人生こそ、自動的にはわからない」という言葉。
わからないからこそ、未来が少しでもいい方向に進んでいけるように私たちは毎日小さな実験を繰り返しながら生きているのだと思いました。
“明日はどんな実験をしてみようか?”そう考えるだけで、これからの人生がもっともっと楽しみになってきます。