
この秋、読者の胸を熱くする「青春小説」が文藝春秋から2冊刊行されます!
伊与原新さんの新刊『宙(そら)わたる教室』は、実際にあった「定時制高校科学部」の功績に着想を得た青春科学小説です。年代も、抱える事情もさまざまな生徒たちが通う、都立高校の定時制を舞台に、科学部が結成され、「火星のクレーター」を再現する実験が開始。登場人物たちが学ぶ楽しさを改めて知り、自分たちの「好き」と向き合いながら、人間関係も奇跡的化学反応を起こしていく過程が感動的に描かれます。
デビュー以来多くの青春小説を上梓し、『転職の魔王様』の連続ドラマ化も話題の額賀澪さんの新刊は、『青春をクビになって』。いわゆる「高齢ポスドク」をテーマとした、長篇小説です。古事記を愛し、研究の道をまい進してきた主人公が、30歳を過ぎても非常勤講師の職しか得られず、先行きに不安を抱く日々の中、このまま研究を続けるのか、あるいは諦めて別の道へ踏み出すのか――青春の黄昏時の人生の決断に迫りました。
なぜ人々は何歳になっても「青春小説」を読むのか? 現実はその通りにはならなくとも、光を求め続ける物語を作家はどう描くのか? お二人にご自身の新刊に触れていただきながら、縦横無尽なクロストークで「青春小説」の魅力に迫るイベントです。
概要
日時 | 10月27日(金)20:00~21:00 |
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場所 | Zoom ウェビナー |
参加費 | 無料 |
申し込み先 | https://zoom.us/webinar/register/WN_KwyzD7O7Rw6sXfvZ8NapUA |
主催 | 文藝春秋 |
問合せ | i-bungei2@bunshun.co.jp |
登壇者プロフィール
伊与原 新(いよはら・しん)

1972年、大阪生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、大学勤務を経て2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。19年『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞を受賞。20年刊行の『八月の銀の雪』は直木賞三十五賞、山本周五郎賞候補となり、21年本屋大賞で6位に入賞。
額賀 澪(ぬかが・みお)

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を、『ウインドノーツ』(単行本改題『屋上のウインドノーツ』)で松本清張賞を受賞。その他の著書に『さよならクリームソーダ』『風に恋う』『拝啓、本が売れません』『転職の魔王様』『モノクロの夏に帰る』『タスキメシ 五輪』など多数。
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