直木賞作家・朝井リョウさんによるエッセイシリーズ「ゆとり三部作」。
『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』から構成される本シリーズは「文庫のカバー袖の著者紹介が面白すぎる」とSNSで話題沸騰。読者の皆さんから寄せられた熱い感想をご紹介します。
※寄せられた感想は、こちらのキャンペーンでご応募いただいたものです。

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ゆとり三部作大好きです!
エッセイを読んで声が出るほど笑ったのは初めてでした。
何も考えたくない時、気持ちが沈んだ時、思いっきり笑いたい時に読んでいます。
6月に病気が発覚し始めての全身麻酔による手術をしたのですが、その時も入院のお供に『風と共にゆとりぬ』を持って行きました。術後、尿道カテーテルを入れられたまま肛門記を読みました。病気の種類は違うけどとても勇気づけられました。(大部屋だったため笑いを堪えるのが大変でした)
これからの人生で幾度となく読むと思います。朝井リョウさんの新作をいつも楽しみにしています。素敵な作品を、笑いをありがとうございます。
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朝井さんのエッセイの帯にある「頭空っぽにして読める!」という言葉に惹かれて書店で即買いしました。特に一生懸命真面目に生きることが笑いをうむ、という言葉にはとても心を動かされました。一生懸命物事に取り組む人の滑稽さへの笑いって性格が悪いようでいて、素直な感性だし、それを朝井さんが認めてくれて、尚且つポジティブなものとして書いてくれたのがすごく励みになりました。わたしも今日の体育の授業から! と思い、苦手なバレーボールも頑張ることが出来ました。笑われる対象になるのは怖くない、そんな勇気を貰えた気がします。受験生になるのが近づいてきた今ですが、朝井リョウさんのこのエッセイを読んでいる時の自分は緊張がとけていて素直になれてリラックスできてる気がしています。一生懸命さが空回ってる朝井さんもとても魅力的だからやっぱり一生懸命に生きたいなと思います。
生活のそばに朝井リョウさんの本があるこの頃。朝井リョウさんのことを知れるエッセイも大好きですが朝井リョウさんの書く本も大好きです。
いつも書いてくれてありがとうございます。大好きです。

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何やら面白いエッセイがあると某SNSで知り、頭を空っぽにしたいと思っていたのでなんとなく買いました。
その程度のモチベーションで買ったのにまんまとハマってしまい、今や三部作全て手元にあります。
この本に出会ってから恥ずかしい!! 消えたい!!! 人生辞めたい!!!! と思うような出来事が起こっても、「いや、朝井さんの方が恥ずかしい思いをしているのに堂々と生きていらっしゃる。ということはわたしはもっと堂々と生きていいに決まってる」と開き直れるようになりました。
なんだか生きやすくなりました。
ありがとうございます。
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三作全て読ませていただいています。
「時をかけるゆとり」を大学の講義中に読んでしまい、朝井さんの珍エピソードに笑いをこらえるのが必死でした。
待ちに待った三作目では、催眠術セミナーで異分子認定されてしまう姿が目に浮かぶようで、自分も行ってみたい!と思ったり。
読書中に、声に出して笑ってしまうことって、大人になってからあまりないのですが、ゆとりシリーズはいつ読んでもゲラゲラ笑ってしまいます。
精神的スタンプラリーという言葉で、私は結婚、出産などを思い浮かべてしまうのですが、遠い海外へ行ったり、滝行、バンジージャンプのスタンプを押してしまう感性に「ほんとどうかしてるぜ」の気持ちです。
ぜひ4作目も繧医m縺励¥縺企。倥>縺励∪縺~!?⃞!¿
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※最後の感想の一文は、誤字ではありません。
『そして誰もゆとらなくなった』文庫版をお読みいただけますと幸いです。