
ところどころに、私が深く抱いている孤独感がにじみ出ています。そういう感情は、どんな世代でも持っているものだと思います。
それを直視して、時代のヒーロー(ヒロイン)の話と混在させる事はむずかしかったけれど、喫茶店やSNSでの長話のように入れてみました。

原稿を書き終えて、写真を選んでいたら、私が今までまったく自覚していなかったクセがあることに気づきました。
題名を「ほほづえヤッコさん」とでもした方がいいくらい、各年代ほほづえをついているのです。
この本は、ほほづえをつきながら、私が見てきたこと、感じてきたこと、生きてきたことの集成といってもいいかもしれません。漠然と見ていた夢のいくつかは現実になりましたが、まだまだ遠くに漂っている夢があります。その夢がある限り、私はこれからも追いかけてゆきます。
ぜひ、読んでみてください。