2015.09.05 特集

世界が認めたスタア・バー、岸久のシグネチャー・カクテル(5)
サイドカー…世界を驚かせたインフィニティ・シェーク

『スタア・バーのカクテルブック』 (岸久 著)

銀座1丁目、並木通りにあるスタア・バー。 「IBA 世界カクテルコンクール」で日本人初の世界チャンピオンとなった岸久の作るカクテルは、世界で注目を集めている。 海外からも高く評価されている岸のカクテルには、どんな工夫が凝らされているのか。5回に渡りスタア・バーの魅力的なカクテルを紹介する。

サイドカー
写真 山口規子
『スタア・バーのカクテルブック』 (岸久 著)

【レシピ】
ブランデー(クルボアジェ ルージュ) 50ml(冷蔵)
グランマルニエ 25ml
フレッシュ・レモンジュース 10ml
コアントロー リンス

【作り方】
コアントローをシェーカーに少量入れ、リンスする。
他の材料と氷をシェーカーに入れ、インフィニティ・シェークする。メッシュで砕けた氷を濾しながら、グラスに注ぐ。

◆20歳の頃、アルバイトをしていたダイニング・バーで作り、お客様に初めてほめられた思い出のカクテルです。それから工夫を重ね、今では岸のシグネチャー・カクテルと言われるまでになりました。味の決め手は、NHK BSで放送された科学番組「アインシュタインの眼」でも立証されたマイクロバブル(直径50ミクロン以下の泡)。その極小の泡は、前後だけでなく横や斜めにもひねりを入れたインフィニティ(無限大)・シェークによって作り出されるのです。大きな泡は上に浮かびあがりますが、マイクロバブルは極小なので液体の中にとどまります。ブランデーの風味とレモンジュースの酸味が渾然一体となって口中でふんわり溶けてゆくのが、このサイドカーの特徴です。

岸 久(きし ひさし)

1965年、東京都生まれ。大学時代のアルバイトを通じてバーテンダーの世界へ。銀座の会員制老舗バーで修業し、1996年に「IBA 世界カクテルコンクール」で日本人初の世界チャンピオンになる。2000年12月銀座1丁目に「スタア・バー」を開く。2008年「現代の名工」に選ばれる。2014年秋、黄綬褒章受章。2012年より日本バーテンダー協会会長。著書に『スタア・バーへ、ようこそ』『DVDカクテルの楽しみ方BOOK』(監修)がある。

スタア・バー・ギンザ
東京都中央区銀座1-5-13 三弘社ビルB1F
http://starbar.jp/

スタア・バーのカクテルブック
岸 久・著

定価:本体1,100円+税 発売日:2015年08月20日

詳しい内容はこちら



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