インタビューほか

一途なゴキブリ系女子、コスパ良好のセアカゴケグモ系男子とは。出版甲子園で優勝した仰天企画が本になって登場

「本の話」編集部

『恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略』 (篠原かをり 著)

第10回「出版甲子園」(学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション)のグランプリ受賞企画『恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略』が発売されました。ヒトの恋愛模様をムシの生態や交尾方法に例えて分類・分析する……というこの本を書いたのは、昆虫をこよなく愛する“現役慶應ガール”の篠原かをりさん。クイズ・クイーンとしても活躍する篠原さんの、気になる素顔に迫ります!

――本の中で、ヒトをムシに例えて分析されていますが、自分をムシに例えると?

篠原 女子校育ちで女子力皆無の「アブラムシ系女子」か、ダメ男に尽くす「ハサミムシ系女子」か、一途だけど恋愛に不器用な「ゴキブリ系女子」ですかね。とくにアブラムシが一番近いと思います。女子校育ちで、全くモテないので。大学で所属している「クイズ・サークル」でも、ほかの女子はモテるのに、私だけモテないんです。一人くらいこっち来いよって思うんですけどね(笑)。

ダメ男に尽くして捨てられる、ハサミムシ系女子

――フジテレビの『アウト×デラックス』に出演されたときも、「ダメ男が好き」と発言されていましたね。

篠原 「俺はまだ本気出してないだけ」と言い訳して、何もしない「シュモクバエ系男子」とか、「ヒモ」っぽい男性が好きなんです。実際に付き合った彼氏は、こっちが世話をしてあげないと自分では何もできない、カイコのようなタイプが多かったんですけどね。でも最近、ダメ男って、今はいいけど将来的にはどうなんだろう? と、思い始めてきました。

――では、今の理想の男子は何ムシ系ですか?

篠原 今、付き合いたいのは、一見頼りないけれど実は忍耐強い「セアカゴケグモ系男子」です。一番まともなタイプですし、まだあまり人気が出ていないのでライバルも少なめだし、最もコスパが良いと思います。

篠原さんイチオシ、セアカゴケグモ系男子!

――篠原さんは「クイズ・クイーン」でもありますが、クイズ好きになったきっかけは?

篠原 小さい頃から雑学が好きで、雑学の本やテレビを見て、親にクイズを出題するような子供だったんです。あと私、メガネをかけたダサい男子がめちゃくちゃ好きなんですけど、『高校生クイズ』という番組を見ていたら、ものすごくタイプの男子がいっぱい映っていたので、「この番組に出たら知り合いになれるかも!」と(笑)。

――それで高校のとき「クイズ研究会」をつくって、『高校生クイズ』に出場したわけですね。

篠原 高1のときは地区大会の決勝で敗退しましたが、高2と高3のときは、全国大会に進出して、テレビにも出ました。

――クイズの知識を得るために、どうやって勉強しているんですか?

篠原 ネットのニュースを読むことが多いですね。ガセネタも多いので、鵜呑みにはしないようにしています。

――普段の読書も、雑学系や、生物系のノンフィクションが多いんですか?

篠原 ノンフィクションも読みますけど、林真理子さんとか、池井戸潤さんとか、小説も大好きです。今は半沢直樹シリーズにハマっています。

――将来、こうなりたいという展望は?

篠原 今、大学3年なんですけど、留年が決まって、来年も3年生なんです……。

 なので、まだ明確な展望はないのですが、池井戸さんの本を読んで、金融系に就職するのは無理そうだな、と。広告代理店のインターンにも行ってみたのですが、周囲のコミュ力の高さに驚いて、打ちひしがれて帰ってきました。

――作家やタレントになりたいとは、思っていない?

篠原 遠い世界すぎて……。とりあえず、職に就きたいです。本当は昆虫博士になりたかったんですけど……。昆虫関係の就職先といえば、殺虫剤をつくる会社しか思いつかないので、それもなんだかな~と(笑)。

――まずは、『恋する昆虫図鑑』がたくさんの人に読んでもらえるといいですね。

篠原 はい! とにかく、ムシにもヒトにも愛をこめて書いたので、それが伝わればいいなと思っています。

イラストレーション:谷口菜津子

篠原かをり

篠原かをり

1995年横浜市生まれ。横浜雙葉高等学校卒業。カイコに関する研究で慶應義塾大学にAO合格。現在、環境情報学部在学中。第10回「出版甲子園」グランプリを受賞(本書が受賞企画)。「昆虫をこよなく愛する理系女子」としてテレビやネットで活躍するほか、第31回、32回全国高等学校クイズ選手権全国代表をはじめ数々のクイズ番組に出演するなど、クイズ・クイーンとしての顔も持つ。

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恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略
篠原かをり・著

定価:本体1,200円+税 発売日:2015年10月28日

詳しい内容はこちら


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