100歳までボケないで元気に100歳の誕生日を迎えるためには、がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病を患わずに中高年期を過ごし、さらにその後、アルツハイマー病や骨粗しょう症などの高齢期の介護要因疾患を予防する必要がある。
元気な100歳は一昔前にはエリートだけが達成できる金字塔と考えられてきたが、今では多くの高齢者が認知機能や生活機能を保って100歳の誕生日を迎えるようになった。
2010年に刊行した文春新書『100歳までボケない101の方法』には、詳細に100歳までボケないための方法論を記載したが、この本が一人でも多くの元気な100歳を誕生させることに貢献したのではないかと喜んでいる。
この度、本書を文庫化するに当たって、この数年来の新たな100歳までボケない方法を追加し、『決定版 100歳までボケない120の方法』として出版する運びとなった。なかでも、アルツハイマー病の改善に、ココナツオイルが劇的な効果を発揮したという知見(本書73ページ参照)には驚かれる方が多いだろう。
一人でも多くの読者が、元気に100歳の誕生日を迎えられることを望んで止まない。
2015年1月
(「文庫版のためのあとがき」より)
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