インタビューほか

【対談】やっぱり「不倫」は文化だ! 女の不倫は欲のため、男の不倫は見栄のため

柴門ふみ,林真理子

『下衆の極み』(林真理子 著)

(「週刊文春」二〇一六年五月五日・十二日号掲載の対談を再録しました)

『下衆の極み』(林真理子 著)


  今年に入ってから、ベッキーちゃん、宮崎謙介元議員、桂文枝さん、乙武洋匡君……と不倫がバレて、ものすごく批判されていますね。センテンス・スプリングが火をつけてしまった「不倫は許すまじ」という世の中の空気は何とかしてほしい。

 柴門 私もいまの不倫叩きは、ちょっと違うと思っています。よくよく考えてみると、不倫で怒る権利があるのは、浮気された奥さんだけですよね。

  そうですよ。不倫がバレて、記者会見で「世間をお騒がせして、すみません」ってよく言うけど、謝る必要なんて全然ない。みんな、スキャンダルを楽しんでいるだけだもん。

 柴門 世間は害を被ったわけじゃないし、むしろ話題を提供してくれてありがとうという感じでしょう。ベッキーちゃんは、元気で天真爛漫なところが売りのタレントだったから、かわいそうだなと思って。

  かわいそうですよ。いまベッキーちゃんみたいな若い女の子たちは、普通の恋愛ってそんなに楽しくないんじゃないかな。だけど、妻のある男の人とこっそりつき合うのはドラマチックでスリリング。ベッキーちゃんは、まだ彼と結ばれる日を夢見ているかもしれないよ。



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