- 2020.06.29
- インタビュー・対談
第二の危機は襲来するのか? 日本の英知を傾けて未曽有の脅威に挑む!
中村 幸司 (NHK解説委員)
『ウイルスVS人類』(瀬名 秀明/押谷 仁/五箇 公一/岡部 信彦/河岡 義裕/大曲 貴夫/NHK取材班)
本書のもとになったBS1の番組の収録のタイミングをみると、1本目の「未知なる敵と闘うために」は、日本では北海道などで感染拡大がみられ、全国に学校の休校が要請された後で、WHO(世界保健機関)が世界的大流行にあたるパンデミックを宣言した直前にあたる。その後、各地でクラスターの確認が相次ぐようになり、東京都などで感染拡大が顕著になって、知事が外出の自粛などを要請した。政府は特別措置法に基づき、7都府県に緊急事態宣言を発表した。宣言の対象は全国に拡大されたが2本目の「ワクチンと治療薬」は、全国が宣言の対象となった翌々日の収録だった。
緊急事態宣言により、全国的に外出の自粛、店舗の休業などが要請され、人と人との接触を8割削減するよう求められた。全国的にみると4月をピークに感染者の報告が減少に転じた。大型連休をすぎた頃から自治体による自粛要請の一部が解除されるようになり、さらに緊急事態宣言も5月25日に解除された。経済を立て直すきっかけとして歓迎される一方で、対策のゆるみから第二波、第三波が起きないか、それが大きな山にならないか心配する声が聞かれる。
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