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コロナ禍の骨盤活動リポート

コロナ禍の骨盤活動リポート

片山 洋次郎

『女と骨盤』(片山 洋次郎)

出典 : #文春文庫
ジャンル : #趣味・実用

『女と骨盤』(片山 洋次郎)

2020.5.1

 血海の反応が高まり、身心の安定を支え続けて丸2年になりました。このところ、ますます健気に働く血海。感謝したいですね。膝の上の内側に手を置いておくだけで、とても良く反応してくれます。

 血海の2年以上にわたる高い反応は、気候変動の激しさに対応しているのかと思っていましたが、どうやら“コロナ禍”に対する身体の予感、準備の反応だったようです。これからも当分さらに高い反応を続けることになると思われます。

2020.5.15

 長く続くストレスの中で、少し気がゆるむと、右半身だけがゆるんで、左右の緊張の差が大きくなります。緊張と興奮で抑え込まれていた疲れが表に現れて、いろいろな症状が出やすくなってきました。

2020.6.5

 胸椎11番の左が硬い傾向は続きます。梅雨モードになって、腰椎3番が硬くなり、腎臓に熱がこもり、脇腹の力が抜けやすくなっています。伸びをしながら、大きくねじって脱力すると、首・肩の周りがゆるみ、胸椎11番、腰椎3番に弾力が生まれやすくなります。

2020.6.19

 首の斜角筋とともに、喉の舌骨筋も緊張しやすくなっています。左右の緊張差が大きいと、喉がイガイガしたり、誤嚥しやすくなってムセたり、空気を飲み込んで、みぞおちが張りやすくもなります。

 6.5にもご紹介した、“伸びをして脱力” 有効です。「ゔ~~ん」と、伸びをしながらねじって、自然にホッと息をついて脱力する感じ。首・肩とともに胸椎11番もゆるみ、腰にも弾力が出ます。

2020.7.17

 どこに行くのも、行かれないのもストレスのコロナ禍。長期化で、緊張をリセットするための本能的動作=“伸び”が自然には出にくくなります。一番の“命綱”=本能を磨くためにも、ときどき“伸び”をしておきましょう。

(2020年3~7月 ツイッター/フェイスブック「身がままリポート」より)

 

 骨盤がゆるんだりちぢんだりする切り替えスイッチのように動くのが胸椎11番です。多くの動物たちもしている本能的動作=“伸び”は、ヒトの胸椎11番に弾力を生んで、骨盤のスイッチングを促す動きなのです。その時々の身心の指向性に応じて、覚醒――集中にも、脱力――リラックスにも双方向にはたらきます。

 年間のリズムの中では、5月(夏の身体への衣替え期)と11月(冬の身体への衣替え期)に敏感に反応するようになり、月経周期の中では、排卵期と月経期に敏感になります。日々の集中とリラックスの波の中でも、オン(上がる)オフ(下がる)スイッチのようにはたらきます。

文春文庫
女と骨盤
片山洋次郎

定価:715円(税込)発売日:2021年01月04日

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