バレンタインデーもある2月。文春文庫2月の新刊本の中から、大切な人に贈りたくなる「心温まる本」「癒される本」を4冊ピックアップ。文春文庫はこの他にも注目の本が目白押しです。全国の書店で、手に取ってみてください!
大人気! 満月珈琲店第2弾が早くも登場
『満月珈琲店の星詠み ~本当の願いごと~』 望月麻衣 画・桜田千尋
満月の夜に現れる三毛猫のマスターと星遣いの店員たちの満月珈琲店第2弾が早くも登場 です! みなさんは自分の月星座を知っていますか? 星占いコーナーに出てくる星座は 太陽星座。それと別に月星座というのがあります。太陽星座は表の顔で、月星座は自分の 本質、本能に近い部分を表すもの。仕事や家族、結婚に悩む登場人物たちが本当に望んで いることは何なのか。月星座から導き出される展開に皆さんも自分の月星座を知りたくな るはず。そして今回も桜田さんによる美しいイラストを多数収録! 目も心も癒されます 。(担当YS)
70歳と80歳の老老コンビが難事件をズバッと解決!?
『静おばあちゃんと要介護探偵』(中山 七里)
静の女学校時代の同級生が、ある日、密室で死亡した――。事故か、他殺か、それとも自殺か……? 八十歳になった今も現役捜査陣に頼られる静と、もの言う経済界のドンにして、“要介護探偵”の異名をもつ玄太郎の老老コンビが難事件を解決すべく、立ち上がります。静と玄太郎の名(迷?)コンビの掛け合いに爆笑すること必至! 最後まで展開が読めないノンストップ・ミステリー五篇を収録。(担当MS)
パリと京都を舞台に描きだす大河恋愛ロマン!
『愛のかたち』(岸 惠子)
親子の葛藤、女の友情、そして運命の出逢い。男女のさまざまな愛のかたちを、パリと京都を舞台に描き出す大河恋愛ロマンです。表題作「愛のかたち」に加え、「南の島から来た男」を収録。いずれも、悲痛な運命に抗って力強く生きる登場人物の姿が、静かな感動を呼びます。国際派女優そしてジャーナリストとして世界中で活躍をしてきた岸惠子ならではの贅沢でスケールの大きな人生賛歌です。巻末には歴史学者・磯田道史さんとの対談も収録(岸さん、激動の半生にビックリ!)(担当TO)
いつもより、さらにディープな平松節が炸裂!
『下着の捨てどき』(平松 洋子)
居心地のいい喫茶店を夢想し、勝手放題にパンケーキを焼き、夜中に牛すじ煮込んでつまみ食い。新聞の人生相談を愛読し、都電の一日乗車券でぶ~らぶら。かつて大切な場所だった実家の記憶……中年の入り口で立ちつくしたすべての人にエールを送る、ほろ苦くも爽やかなエッセイ集です!(そして文庫版あとがきには共感&落涙必至。)マットな質感の渋くてユーモラスなカバーも、ぜひお手元で愛でていただけるとうれしいです。(担当AK)
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