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はじめの一冊~夏の青春フェア~

はじめの一冊~夏の青春フェア~

文:文春文庫部

担当編集者のイチオシ本!


ジャンル : #小説 ,#エンタメ・ミステリ ,#歴史・時代小説

新緑の美しい季節になりましたね! 若芽吹き出すこの時期に、新たな本との出会いをしてみませんか? いま書店では文春文庫「はじめの一冊 夏の青春」フェアを実施中。5月の新刊からはこの3作品がノミネートされています(フェアは一部店舗で開催中です)。なお、今月から文春文庫サイトがリニューアルになりました(ぶんこアラ、大活躍)。新刊・注目本が紹介されてます。こちらもご利用ください。
https://books.bunshun.jp/list/bunko


『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき

『昨日がなければ明日もない』(宮部 みゆき)

<“ちょっと困った女たち”相手に奮闘する杉村三郎シリーズ最新作>

中篇3本からなる本書のテーマは、「杉村vs.“ちょっと困った女たち”」主人公の杉村三郎はシリーズ第1作『誰か Somebody』から2作目の『名もなき毒』、3作目の『ペテロの葬列』までは、義父が君臨する今多コンツェルンの広報室に勤めるサラリーマンでしたが、『ペテロの葬列』の事件をきっかけに妻と離婚して私立探偵になりました。4作目の『希望荘』から始まった探偵稼業もなんとか軌道に乗り、本書では「自殺未遂後に連絡が取れなくなった主婦」、「訳ありの家庭の訳ありの新婦」、「自己中なシングルマザー」という“ちょっと困った女たち”相手に奮闘します。宮部みゆき流ハードボイルドの趣が増す第5作をお楽しみください。(担当KA)


『己丑の大火 照降町四季(二)』佐伯泰英

『己丑の大火 照降町四季(二)』(佐伯 泰英)

<コロナ禍の現在と重なる新シリーズ第二巻>

文政12年に神田から広がった恐ろしい大火に焼かれる江戸城下の光景と、命がけで「大切なもの」を守ろうとする主人公・佳乃の行動にはハラハラします。そして、火事のさ中にも商いの先行きを冷静に見据える大旦那たち、励まし合い助け合う町の人々の姿は、コロナ禍の現在とも重なり合います。火事の場合の特別措置として、小伝馬町の牢から解き放たれた囚人たちの行方も気になる、クライマックス第二巻! 佐伯泰英の世界がギュッと詰まった全四巻の新シリーズ、ぜひお楽しみください。(担当YY)

照降町四季シリーズ特設サイトへ


『平成くん、さようなら』古市憲寿

『平成くん、さようなら』(古市 憲寿)

<安楽死が合法化されたら>

近年、テレビでも大人気の社会学者・古市憲寿さん。本作はその古市さんが初めて書かれた小説作品で、当時の芥川賞候補にもなりました。
安楽死が合法化されたパラレルワールドの日本の「平成」時代、その象徴であり、どこか古市さん自身も想起してしまう「平成くん」は、なぜ安楽死を望んだのでしょうか。
高度に発展しすぎた社会では、どんなに優秀で最先端を走っているように見える人でも、そこから零れ落ちてしまう恐怖とは無縁ではいられないのでしょうか。
「平成」という時代を思い出しながら、ぜひともその答えを探って頂きたいと思います。
大量のブランド、レストラン、サービスの固有名詞や最新ガジェットは、時代の記録としても貴重です。(担当KN)

 

この他にも話題の本がたくさんラインナップされています。あなたの一冊に出会ってください!

昨日がなければ明日もない
宮部みゆき

定価:902円(税込)発売日:2021年05月07日

己丑の大火
照降町四季(二)
佐伯泰英

定価:825円(税込)発売日:2021年05月07日

平成くん、さようなら
古市憲寿

定価:682円(税込)発売日:2021年05月07日

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