2021年7月14日(水)都内にて開催された直木賞選考委員会にて、第165回直木賞に佐藤究さんの『テスカトリポカ』と澤田瞳子さんの『星落ちて、なお』が選ばれました。
プロフィール
佐藤究
1977年生まれ。福岡大学付属大濠高等学校卒。2004年、佐藤憲胤(のりかず)名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。
〈作品〉『サージウスの死神』(佐藤憲胤名義)2005年講談社刊=第47回群像新人文学賞優秀作。『QJKJQ』16年講談社刊=第62回江戸川乱歩賞受賞。『Ank: a mirroring ape』17年講談社刊=第20回大藪春彦賞、第39回吉川英治文学新人賞受賞。『テスカトリポカ』21年KADOKAWA刊=第34回山本周五郎賞受賞。
澤田瞳子
1977年生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。奈良時代仏教制度史、正倉院文書の研究を経て、2010年『孤鷹の天』でデビュー。
〈作品〉『孤鷹の天』2010年徳間書店刊=第17回中山義秀文学賞受賞。『満つる月の如し 仏師・定朝』12年徳間書店刊=第2回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、第32回新田次郎文学賞受賞。『若冲』15年文藝春秋刊=第153回直木賞候補、第9回親鸞賞受賞、第5回歴史時代作家クラブ賞受賞。『腐れ梅』17年集英社刊=第8回山田風太郎賞候補。『火定』17年PHP研究所刊=第39回吉川英治文学新人賞候補、第158回直木賞候補。『落花』19年中央公論新社刊=第32回山本周五郎賞候補、第161回直木賞候補。『能楽ものがたり 稚児桜』19年淡交社刊=第163回直木賞候補。『駆け入りの寺』20年文藝春秋刊=第14回舟橋聖一文学賞受賞。
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