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- 2022.02.22
- 特集
3・4月合併号の特集は〈第166回直木賞決定&発表〉。新直木賞作家・今村翔吾さんと米澤穂信さんの特別書き下ろしがW巻頭掲載!
文:「オール讀物」編集部
「オール讀物」3・4月合併号
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
本日発売になった「オール讀物」3・4月合併号は、〈第166回直木賞決定&発表〉と〈直木賞作家特集〉、さらに時代小説も大充実の一冊です。
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第166回直木賞は、今村翔吾さんの『塞王の楯』と米澤穂信さんの『黒牢城』のW受賞。「高水準の候補作の中でも二作品の熱量が他を圧倒していた」(浅田次郎選考委員)、「二作が並び立つことで、新たな歴史エンタテインメント時代の幕開けをアピールすることになった」(宮部みゆき選考委員)と、同じ戦国時代、籠城戦を舞台にしながらも作風のまったく異なる二作品は高く評価されました。9人の選考委員のそれぞれの〈選評〉からは、今回の直木賞選考会の熱気が同時に伝わってきます。
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そして今号では、何と今村さん、米澤さんの〈特別書き下ろし〉が掲載されることになりました! 直木賞受賞後、締め切りまでの期間で一気に書き上げられた最新読切短編は、「山茶花(さざんか)の人」と「供米(くまい)」。直木賞受賞までの軌跡を描いた〈自伝エッセイ〉とともに巻頭に掲載されています。
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受賞特集としては今村さんは歴史作家の大先輩である宮城谷昌光さんと対談、天野純希さん、井上貴博さん(TBSアナウンサー)、角川春樹さんから祝辞が寄せられました。一方、米澤さんは同年代で親交の深い辻村深月さん、道尾秀介さんと座談会を行い、綾辻行人さん、有栖川有栖さん、北村薫さんからの祝辞が寄せられています。受賞作『塞王の楯』と『黒牢城』は大長編のため、序章のみの掲載になりますが、ほかにもグラビアや作品解説など、今号の「オール讀物」は今村翔吾さんと米澤穂信さんを全力で特集しました。
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さらに〈直木賞作家特集〉では、『少年と犬』の馳星周さん、『星落ちて、なお』の澤田瞳子さんの連載がスタート。読切では道尾秀介さんの衝撃作『いけない』の最新章「首なし男を助けてはいけない」をはじめ、宮城谷昌光さんの「三国志名臣列伝」、山本一力さんの「損料屋喜八郎始末控え」、石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」など人気作品がずらりと並び、井上荒野さん、桜木紫乃さん、青山文平さんも独自の世界を読ませます。
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また今号は〈時代小説〉も強力なラインナップ。がんと闘病中だった夢枕獏さんの「陰陽師」が1年ぶりに待望の登場となりました。誉田哲也さんは異色時代ノワール「妖(あやかし)の絆」の冒頭の200枚を一挙掲載、畠中恵さんの「まんまこと」、砂原浩太朗さんの「藩邸差配役」の最新作も必読です。
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そのほか、髙見澤俊彦さんの話題沸騰長編SF「特撮家族」や、好評連載も充実の総580ページの合併号。ぜひ完全保存版として、長くご愛読いただければ幸いです。
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