- 2022.04.21
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千葉ともこ 新作『戴天』、文庫本『震雷の人』発売決定! 山田章博単行本装画イラストを公開
文:「本の話」編集部
『戴天』『震雷の人』(千葉 ともこ)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
第27回松本清張賞を受賞した千葉ともこさん。受賞後一作目となる新刊『戴天』が5月10日に発売されます。本作は、唐・玄宗皇帝の時代を舞台に、熱き男たちの魂の闘いを描きます。また松本清張賞受賞作である『震雷の人』も6月7日に文庫化が決定しました。運命に抗う兄妹の、ロマン香る大河小説です。
両作の装画を担当されるのは山田章博さん。漫画家・イラストレーターとして国内外で高い人気を誇り、『十二国記』(小野不由美・著)の装画でも広く知られています。今回公開した単行本『戴天』装画では、主要登場人物達が一堂に会しており、雄大で力強い作品世界が見事に表現されています。
千葉ともこさんコメント
山田章博先生が『戴天』と『震雷の人』の装画を……まさか新人の作品を引き受けてくださるとは思いませんでした。学生の時から先生のファンだったので、作家人生一生分の幸せを頂きました。この装画に相応しい物書きになるべく研鑽を積んでまいります。
松本清張賞を頂いたデビュー作『震雷の人』を刊行し不安だった私は、多くの読者の方からお手紙で励ましていただき、勇気を頂きました。頂いたものを倍にして返したい。そして書き足りない部分をもう一作。こうして生まれたのが『戴天』です。多くの方に届くことを願っています。どうかみなさま、よろしくお願いいたします。
『戴天』あらすじ
唐・玄宗皇帝の時代。皇帝は政治を疎かにし、宮廷では佞臣が暗躍していた。身体を欠損し失意のうちに従軍した崔子龍は、権勢を振るう宦官・辺令誠の非道に憤り、天童と謳われた真智は、義父の遺志を継いで皇帝を糺そうとしていた。そこへ、安禄山挙兵の報が届く。彼らの闘いは、この国をどこへ導くのか――。胸を熱くする圧巻の中国歴史長編。
『震雷の人』あらすじ
〈安史の乱〉により未曾有の混乱に陥った唐で、言葉の力を信じ、戦禍の流れを変えるべく奔走した顔季明。彼の言葉を胸に、武芸に秀でた許婚の張采春は故郷を出奔し、采春の兄の張永は叛乱軍との戦へ身を投じた。袂を分かった兄妹の運命は戦場にて思わぬ形で交差する――。松本清張賞受賞の大河武侠小説。
著者プロフィール
千葉ともこ(ちば・ともこ)
1979年、茨城県生まれ。筑波大学日本語・日本文化学類卒業。2020年、『震雷の人』で第27回松本清張賞を受賞しデビュー。今後の活躍が期待される。
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