創業以来、文藝春秋は数多のベストセラー&話題作を刊行してきました。それらの作品を彩るのが、イラストや写真、タイトル文字を生かした装幀です。読者の目を引くデザイン、思わず手に取りたくなるような本は、いったいどのようにして生まれるのでしょうか?
これまで村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』や又吉直樹『火花』、瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』など、印象的なベストセラーを数々手掛けてきた文藝春秋デザイン部の大久保明子が、興味津々の作家・阿川佐和子を聞き手に、とっておきの装幀術を語ります。
「装幀」と一口に言っても、それは単行本のカバーのみに限りません。そもそも本文の書体や版面、帯や扉、栞、紙の種類にいたるまで様々なデザイン工程を経て、一冊に仕上がります。まずは各方面で大きな話題を呼んでいる、一穂ミチ『光のとこにいてね』を例にした、一連の工程からはじまり、さらに普段は見ることのできない、奥深いデザインの世界へ足を踏み入れましょう!
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開催概要
日時・場所 | 2022年12月10日(土)15:00~16:00 |
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場所 | YouTubeライブ「本の話」チャンネル |
参加費 | 無料 |
主催 | 文藝春秋 |
問合せ | 文藝春秋プロモーション部 pr@bunshun.co.jp |
公式HP | https://www.bunshun.co.jp/100th/ |
登壇者プロフィール
大久保明子(装幀家)

おおくぼ・あきこ 埼玉県出身。多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業後、文藝春秋デザイン部に入社。第38回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。
阿川佐和子(作家・エッセイスト)

あがわ・さわこ 慶應義塾大学文学部卒。『聞く力』が2012年年間ベストセラー総合1位に。小説家として00年『ウメ子』で坪田譲治文学賞、08年『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞受賞。近刊に『ブータン、世界でいちばん幸せな女の子』(文藝春秋)。