
学校で世界史の授業は受けたけど、第一次世界大戦あたりで時間切れ。近現代史は、正直、自信がない──そんな不安を持つ人は少なくないでしょう。しかし、今の国際情勢を理解するのに必要なのは、むしろ近現代史の知識だといえます。
2022年度から、18世紀以降の世界史と日本史を合わせて学ぶ「歴史総合」が高校の必修科目となりました。ビジネスパーソン世代にとっても、「学び直し」のチャンスです。
本書は、アジアとヨーロッパの力の逆転が起きる起点となった大航海時代に始まり、日本があらためて世界史にがっちりと組み込まれた「パクス・ブリタニカ」の時代、そして今なお世界の最大強国であり続けるアメリカの世紀をたどり、大きな流れをつかんでいきます。前著『大人の学参 まるわかり世界史』と同様、豊富な画像、図表や地図でイメージが定着しやすくなっています。
学校で得た知識は、意外と記憶の底に残っているもの。本書は、あなたの知識を再起動させ、アップデイトして、明日に役立つ「大人の学習参考書」を目指しています。
通勤通学の途中、息抜きの時間に、頭脳に新鮮な刺激を与える。そんな「大人の学参」をお届けします。
【文春新書編集部】
「まえがき」より
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