- 2023.10.20
- イベント
<オンライン講座>オール讀物新人賞特別企画 「小説家」への道~歴史時代小説書き方講座2023~ 参加者全員に「オール讀物」11月号を送付!
「オール讀物」編集部
2023年12月9日(土)Zoomウェビナー配信 ゲスト:門井慶喜(オール讀物新人賞選考委員)ほか
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
小説誌「オール讀物」11月号で発表された第103回オール讀物新人賞。664篇の応募の中から、大激論の末、小林尋さんの「かはゆき、道賢」が受賞しました。
本気で新人賞&プロ作家デビューを目指すみなさまにとって、いちばん役立つテキストは、実際の受賞作と選考委員の選評です。そこで、受賞作&選評を掲載した「オール讀物11月号」をセットにした「歴史時代小説書き方講座」をオンライン開催します。
本講座の冒頭では、まず、オール讀物新人賞選考委員の安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵の3氏が第103回オール讀物新人賞選考会直後に収録した、作家を目指す応募者へのメッセージを紹介します。
そして、今回の「書き方講座」のメイン講師として、新人賞の現役選考委員である作家・門井慶喜さんにご登壇いただきます。門井さんは、2018年『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞、『家康、江戸を建てる』『東京、はじまる』『文豪、社長になる』など矢継ぎ早に話題作を発表し、2018年からオール讀物新人賞の選考委員をつとめています。
◎講座の第一部は、門井さんに選考会での議論の経緯をうかがいつつ、
◆選考委員は候補作の「どこ」を見るのか
◆受賞作とそのほかの候補作をわかつ「美点」は何か
◆応募作の推敲時に注意すべき「ポイント」は何か
など、きわめて実践的な「新人賞のとりかた」を聞いていきます。
あわせて、ふだん門井さんが使っている資料、仕事道具などを紹介していただくほか、プロットの立て方、執筆事項を整理するためのエクセルの使い方まで、「作家・門井慶喜の創作法」をレクチャーしていただく予定です。もちろん、参加者のみなさまからのご質問にもお答えします。
◎講座の第二部では、第103回の新人賞受賞者・小林尋さんをお迎えし、受賞作「かはゆき、道賢」について、着想のきっかけや執筆時の工夫、応募戦略、苦労した点などを語っていただきます。
◎講座の第三部では、2022年、第102回の新人賞を「盟(かみかけて)信(しん)が大切」で受賞した米原信さんをお迎えします。オール讀物11月号(講座参加者にお送りします)に掲載されている受賞第一作「牡丹菊喧嘩助六(はなとはな きそう すけろく)」をテキストにして、受賞後に新たな作品をゼロから仕上げていくまでのプロセス、編集者とのやりとり、苦労や工夫したことについて、具体的にうかがっていきます。
◎講座の第四部では、第96回新人賞受賞者で、このたび初長編『襷がけの二人』(文藝春秋)を上梓した嶋津輝さんをお迎えします。新著の話を入り口に、受賞後、単行本を刊行するまでのプロセス、編集者とのやりとり、職業作家として仕事をしていく上で心がけていること、一日の執筆スケジュールなど、具体的な「作家の日常」についてうかがっていきます。
実際の選考委員と受賞者3名が登壇する本講座は、原稿執筆、新人賞への応募、受賞後の次のステップ、単行本をつくっていく過程までを網羅し、作家志望者にとってたいへん有益なものになること間違いありません。
本商品の購入者は、「第104回オール讀物新人賞」の応募締め切り日である2024年6月20日まで、動画アーカイブを何度でも繰り返しご覧いただけます! 多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
■オール讀物新人賞特別企画 「小説家」への道~歴史時代小説書き方講座2023~
日時 | 2023年12月9日(土)16:00~18:00(終了予定) (12月18日(月)~2024年6月20日(木)23:55までアーカイブ配信予定) ※販売期間は2023年10月20日(金)~12月1日(金) |
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金額 | 2,500円(税込) |
場所 | Zoomウェビナーにて配信 ※ご視聴につきましては、hontoよりお送りするオール讀物11月号に同梱されている「トークイベントオンラインのご案内」のQRコードから、必ず事前のお申込みをお願いします。 ※アーカイブ視聴用のQRコードも商品に同梱予定です。 |
お申込み | https://honto.jp/netstore/pd-magazine_32882772.html |
主催 | 文藝春秋「オール讀物」編集部 |
問合せ | ooru@bunshun.co.jp |
公式HP | https://books.bunshun.jp/list/mag/ooru |
■講師
門井慶喜(かどい・よしのぶ)
1971年、群馬県生まれ。2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞。16年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)。18年『銀河鉄道の父』で第158回直木賞。近著に『江戸一新』『天災ものがたり』。万城目学氏との共著に『ぼくらの近代建築デラックス!』。歴史の名語り部としても知られる。
■ゲスト
小林尋(こばやし・じん)
埼玉県生まれ。2023年「かはゆき、道賢」で第103回オール讀物新人賞を受賞。
米原信(まいばら・しん)
2003年群馬県生まれ。現在、東京大学在学中。22年「盟信が大切」で第102回オール讀物新人賞を受賞。19歳での受賞は現時点で同賞史上最年少。オール讀物2023年11月号に受賞第一作「牡丹菊喧嘩助六」を発表した。
嶋津輝(しまづ・てる)
1969年東京都生まれ。2016年「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。19年、受賞作を収めた短編集『スナック墓場』(文庫化の際に『駐車場のねこ』に改題)刊行。アンソロジー『女ともだち』『猫はわかっている』(ともに文春文庫)にも作品が収録されている。23年、初の長編『襷がけの二人』を上梓。