第3回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」は、令和4年10月1日から令和5年9月30日に刊行された単行本の中から、瀧井朝世、吉田大助、吉田伸子の3氏の推薦をもとに、下記5作品を候補作として決定しました。受賞作については「本の話Web」で12月24日に速報を、「オール讀物」2024年2月号で詳細をお伝えします。
『楊花の歌』(集英社)青波杏
『光のとこにいてね』(文藝春秋)一穂ミチ
『最愛の』(集英社)上田岳弘
『愛されてんだと自覚しな』(文藝春秋)河野裕
『今日の花を摘む』(双葉社)田中兆子
本年度の選考委員は、加藤ルカさん(有隣堂書店)、川俣めぐみさん(紀伊國屋書店横浜店)、高頭佐和子さん(丸善丸の内本店)、花田菜々子さん(蟹ブックス)、山本亮さん(大盛堂書店)の5氏です。
「オール讀物」編集長・石井一成からのコメント
「大人がじっくり読める質の高い恋愛小説を書店員さんに選んでいただく本賞。第1回は島本理生さん『2020年の恋人たち』、第2回は奥田亜希子さん『求めよ、さらば』が受賞作となり、想像以上の反響を頂戴しました。現実の恋愛がますます多様化していく中、今年はどんな作品が選ばれるのか、編集部員一同楽しみにしています」
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