累計200万部突破の「八咫烏シリーズ」の単行本最新刊、阿部智里さんの『望月の烏』が2月22日発売になりました。4月放送開始予定のアニメに向けて、書店店頭でもますますシリーズを盛り上げていただいています!
日ごろから阿部智里さん&八咫烏シリーズを応援いただいている、書店員の皆さまから編集部へ寄せられた『望月の烏』への熱い感想の数々――ネタバレをなるべく避けるため一部抜粋してご紹介します。
三省堂書店有楽町店|山口奈美子さん
最初の20ページくらいですでに「(お店を)早退して早く続きを読みたい……」状態になり、その晩に読了しました。
『烏に単は似合わない』の時の登殿と全然違う様で、凪彦と澄生の人となりとか「あれ? これはあの人のことなのかな?」とか、新キャラの魅力と気になってた人たちの登場にページをめくる手が止まらないとはまさにこのこと! という感じです。
そして終章の破壊力! 夜中にひとり身もだえてしまいました。流石阿部さん、ファンの心をくすぐってきますね。
水嶋書房くずは駅店|枡田愛さん
うわーキター! だだだだと動きがありましたよ。阿部さんの作品できらびやかなシーンが来ても、絶対これだけじゃない、何か不穏なことが起こるはずと構えて読みました。
当たり! そして、色々立て続けにきた! 落女澄生、凪彦、四姫、博陸侯雪斎、奈月彦に紫苑の宮、佳通、俵之丞に明鏡院長束。登場人物たちは、どこからどこまでが繋がっていて、どこまでが本当で、どれがうわべの言葉か、滅びが見えている山内をどう導いていくのか、雪斎の道か澄生の道か――。
うわーまたええとこで! これから話が動きまくる予感。これはもう一度しっかり整理しながら読まないと! 興奮状態ですみません。
紀伊國屋書店福岡本店|宗岡敦子さん
今作もあまりの面白さにページをめくる手が止まらず、夢中の一気読みでした。また、第一作への原点回帰のような物語に、胸が高鳴り震えました。
輪廻転生を繰り返し、巡り巡るように続く、唯一無二の神秘的な世界観。色鮮やかに輝く信念の灯を秘めた、魅力あふれる登場人物達。人間と変わらない、みなさんの喜怒哀楽の豊かな心の機微に、私の心も重なりました。
そして、現代の社会問題や政治を風刺するようなリアリティあふれる物語。ページを開けば、物語の中に吸い込まれ、この世では見たことのない、美しい映像が浮かび上がるような、八咫烏シリーズが大好きです!
三省堂書店有楽町店|平山佳央理さん
衝撃的『楽園の烏』の前に一体何があったのか。
これで役者は出揃った……と、個人的には思ったけれど、阿部智里さんの性格からするとどうしても本当にそうだろうか……また何か仕掛けられて我々を阿鼻叫喚の奈落の底に突き落としてくるのでは……と疑ってしまう。本を読んでいると話によってはなんとなく先が見えて、オチはこうなるのだろうなという時があるけれど、八咫烏シリーズに関してはそれが全くない。
この先どうなるのか、何処に連れていかれるのか……展開がまるで予想出来ないファンタジー程最高なものはないと個人的には思っているので、まだゲラを読ませて頂いた段階ですが既に次の巻が待ち遠しくて床を転げ回っている次第です。
キリがないほど色んな感想が溢れ出てしまいます!!!! とにもかくにも続きです! 早く続きが読みた過ぎて堪りませんっ!! 毎度こんなくる狂おしいほどの気持ちを味わわせていただきまして本当にありがとうございます (笑)
紀伊國屋書店梅田本店|山本菜穂子さん
めちゃくちゃ面白かったです!
ニューエイジ姫君たちの性格がかつての姫君たちから変化してるのも良かったですし、あせびのそうゆうところ……感も良かったですし、でもやっぱり一番は「×××××××××××××××××」(P314)発言ですかね……最高でした!
絶対「あの子」推しです
宮脇書店ゆめモール下関店|吉井めぐみさん
やっぱり間違いなく面白かった! です。「もう誰がどう考えているのかわからない!!」とパニックになりながらも面白くてあっという間に読んでしまいました。
特に雪哉。『主』の頃の面影がない! わかってたけど、わかってるんだけど悲しい。今回の登殿の儀はそれぞれの思惑が前回よりもさらにわかりにくく、そこがまた面白くてたまらない。そして何よりあせびの御方がどこまで関わっているのか、やっぱり関わっていないのか、どうしても発言行動を疑ってしまう。何にも考えてないのも怖い。
そしてまたここで終わり!! 読み終わったそばから次回作も読みたいと思わせる阿部先生の力に私は屈服してしまいます!! アニメ化も楽しみです。
ジュンク堂書店滋賀草津店|山中真理さん
飾り物でも意志はある。何がおかしいか何が正しい事なのかを必死で耳を傾け、調べて本当の事を知ろうとする凪彦を応援したくなる。澄生の決死の覚悟、それをかぎとる凪彦。一触即発の事態のなかで様々な策略、思惑が入り乱れ、ひきこまれる。
何かを犠牲にして平穏な世をつくることができるのか。政とはどうあるべきものなのか。
民の苦しみを失くしたい。澄生と凪彦の願いが届くことを願わずにはいられない。
店内ディスプレイでも熱い応援をいただいています!
-
『赤毛のアン論』松本侑子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。