本誌で「空を拓く」を連載中の門井慶喜さんが、「銀河鉄道の父」で第一五八回直木三十五賞を受賞しました。「空を拓く」は、東京駅や日本銀行本店の設計を手掛けたことでも知られる建築家・辰野金吾の人生を通して、近代都市誕生のロマンに迫る物語。新直木賞作家の最新作にご注目下さい。三崎亜記さん、畑野智美さんの連載は今号で終了。夢枕獏さんは休載です。
別冊文藝春秋(通巻334号/2018年3月号)
◆連載小説◆
門井慶喜「空を拓く」
中島京子「夢見る帝国図書館」
青山文平「跳ぶ男」
千早茜「神様の暇つぶし」
本城雅人「崩壊の森」
葉真中顕「セルロイド」
中路啓太「ゴー・ホーム・クイックリー」
知念実希人「レフトハンド・ブラザーフッド」
伊吹有喜「ホームスパン」
倉知淳「ドッペルゲンガーの銃 二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について」
深緑野分「スタッフロール」
谷瑞恵「まよなかの青空」
小林泰三「代表取締役アイドル」
柴田よしき「高原カフェ日誌2」
◆連載終了◆
三崎亜記「30センチの冒険」
畑野智美「神さまを待っている」
◆エッセイ・フォトエッセイ◆
北尾トロ「今晩泊めてくれないか――東京ヤドカリ漂流記」
武田花「ポップス大作戦」
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