石本 「僕らにとって自由とはなんだ」というタイトルは宮下さんがお付けになったんですか?
宮下 そうです。歌詞の一部でもあるんですが、私にとっての自由というのは、ほんとに好きって思っているバンドの本を作るとか、こういう好きな本を作るということなんだなあと思ったんです。私は人前で話すことが苦手で、今までいろんな依頼をいただいても、「無理です。無理です」と言っていたのですが、せっかく皆さんがこんなに集まってくださるんだったらちょっとがんばって話そうと思って、今日こうしてみなさんのお顔を見ながらお話が出来たことは、もうほんとにありがとうございます。
(会場 拍手)
石本 僕宛のメールにもありましたけれども、「書きたいことはたくさんあるけれども、話すことはない」ってね(笑)。
宮下 そうなんです。話すのと書くのは全く別で、たぶん作家の方は皆さんそう思っていらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、全く別。もう100パーセント別と言ってもいいです。
石本 テレビとかで見ている限り全くそんな印象は持たなかったんですけれども。今日の相手が「ゴロウ・デラックス」の稲垣吾郎じゃないから表情が固いのかなあとか思ったんですけれども。
宮下 ほんとですね~(笑)。稲垣吾郎って「わっ、こんなかっこいいんだ~」と思いましたね~。
石本 「久米書店」の壇蜜さんはどうですか?
宮下 壇蜜さん、すっごいかわいいです! テレビ局で芸能人の人見ますよね。で、みなさん「あっ、かわいい、きれい」とか思うんですけれども、壇蜜さんは頭もすごくよくて、それであの容姿なので、相乗効果というか。こんなに頭の回転が速いんだ、こんなに気遣い出来るんだ、話が面白いんだ、優しいんだとか、コロッと壇蜜さんのファンになっちゃいました。ほんとすごい好きになっちゃいましたね(笑)。
石本 僕も会いたいなあ。ほんとに会いたいですね~。
宮下 そうでしょう! すいませんねえ(笑)。「アウト×デラックス」のマツコさんも素敵だったし、「あさイチ」の有働由美子さんも素敵でした。
石本 あの時の宮下さんも、すごく素敵でしたよ。視聴者のお悩みに対するお答えも独特で。新鮮だったのは、子供が危ない所に行こうとしている時に先に危ないよって言ってしまったら、せっかく体験して覚える機会を与えないで終わっちゃうよというところ。すごく感銘を受けましたね。
宮下 難しいですね~。あれはダメだめって、すごく視聴者から意見が来ていましたね。無責任な母親だ、子供を放置しているんじゃないか、って。
石本 それはちゃんと聞いてないですよね。だって、ほんとに危ない場面では走って止めに行くということを言ってらしたのでね。今まであまり聞いたことのない子育て論で、でもそっちのほうが確かに正しいなあと。