2016.08.16 インタビューほか

大ヒットシリーズ最新刊の衝撃 『玉依姫(たまよりひめ)』 (阿部智里 著)

「オール讀物」編集部

『玉依姫』(阿部智里 著)文庫になりました!

 生贄(いけにえ)伝説のある沼と、神が棲(す)む奥深い山。中腹の赤い鳥居から先は、人間が立ち入ることを禁じられた場所――。

 24歳の若き作家が放つ待望の新作の舞台は、懐かしさと、かすかな不安を掻き立てられるような日本の原風景だ。ヒロイン・志帆(しほ)とともに山奥に招き入れられた読者は、神と人間、記憶と謎をめぐる新鮮なファンタジー世界にたちまち魅了される。

「作家という職業の存在を知った小学2年生の時から、必ず作家になると決めていました。中学生の時に荻原規子さんの“勾玉(まがたま)三部作”や上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』を読んだ後は自分も日本のファンタジーを書こうと思い、最初は〈妖怪〉をモチーフにしようかとも思ったのですが……高校2年生の時、“生贄の儀式に捧げられた女性が、自分を殺すかもしれない幼い神様を育てる”という設定が浮かび、八百万(やおよろず)の神さまについての本で、玉依姫命を見つけました。でも当時は文章の表現力も知識も足りなくて、新人賞に応募しても全然駄目でしたね」

 そこから阿部さんは大学で神話の成り立ちやアジアの歴史を学び、「玉依姫」から派生して生まれた物語『烏(からす)に単(ひとえ)は似合わない』で在学中に作家デビューを果たした。



こちらもおすすめ
書評作家・阿部智里と女子高生・阿部智里。8年の時を経た最新作『玉依姫』(2016.07.21)
インタビューほかアジアを意識した時代ファンタジー『烏に単は似合わない』(2012.06.28)
書評『烏に単は似合わない』解説(2014.06.24)
書評若宮の「謎」を解く一対の物語(2013.07.12)
書評まだまだ序章のデビュー2作目(2013.08.30)
書評史上最年少松本賞受賞作に続く第二弾 話題の八咫烏シリーズに乗り遅れるな!(2015.06.22)
インタビューほか今度は八咫烏vs.人喰い大猿の対決! 異世界ファンタジーは次のステージへ(2014.07.26)
書評物語が動き出す、シリーズ3作目(2014.09.06)
書評動き出した壮大な世界の謎を括目せよ(2016.06.14)
インタビューほか若き松本賞作家が生み出す前代未聞の和風ファンタジー、最新作刊行でシリーズ18万部突破!(2015.08.11)
インタビューほか勁草院で学ぶ若人たちの群像劇(2015.09.08)
八咫烏外伝 烏百花 蛍の章阿部智里

定価:本体1,400円+税発売日:2018年05月10日

玉依姫阿部智里

定価:本体700円+税発売日:2018年05月10日

弥栄の烏阿部智里

定価:本体1,500円+税発売日:2017年07月28日

空棺の烏阿部智里

定価:本体700円+税発売日:2017年06月08日

黄金の烏阿部智里

定価:本体670円+税発売日:2016年06月10日

烏は主を選ばない阿部智里

定価:本体700円+税発売日:2015年06月10日

烏に単は似合わない阿部智里

定価:本体700円+税発売日:2014年06月10日