- 2019.12.13
- レポート
八咫烏シリーズ、キャラクター人気投票結果発表! 1位の票数に阿部さん「マジか……」#1
《阿部智里展 トーク&サイン会 対談全篇公開》
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
2019年7月から前橋文学館で開催された「阿部智里展 羽の生えた想像力」。
会期中は多くの阿部さんファンが訪れ、八咫烏シリーズの世界を楽しみました。
これは阿部智里展の最後を飾った「トーク&サイン会」での萩原朔美館長との対談をほぼそのまま書き起こしたものです。当日お越しになれなかった方も、リアルなトークの様子をぜひお楽しみください!
2019年10月19日(土) 登壇 阿部智里(作家)、萩原朔美(前橋文学館館長)
司会 それでは阿部智里さん、萩原朔美館長ご登壇下さい。拍手でお迎え下さい。
(場内拍手)
萩原 ほんとはね、阿部さんお一人でやったらいいと思ったんだけど、質問をお受けする時に質問を読み上げる人間が必要ってことで、引き受けました。すみません。
まず、最初に、阿部さんに自分の物語の世界観を話していただいて、それからアンケート採らせていただきました登場人物の人気投票、その結果の発表も阿部さんの方からやっていただきます。その後に皆さんから出していただいた質問を私の方からしたいと思います。(阿部さんの方を向きながら)ね。
阿部 はい……。
萩原 ちょっと阿部さん、疲れてます。ご存知のように、カンヅメで。「娑婆の世界はこんなに明るいの?」みたいな感じになっていると思うんですけど。
阿部 説明致しますと文藝春秋さんには執筆室と言うカンヅメ部屋がございまして、私は最近ほぼそこに常駐しております。「カンヅメって何すんねん」って思われるかもしれませんがよくあるイササカ先生がのり介さんに閉じ込められて「センセー原稿まだですか」って言われてるあんな感じでございます。今は娑婆に出て来たのは一体いつ振りだろう、みたいな感じですね。前はあれだったんです、梅の花が咲く前に入ったんですよ。ああ、出たらお花見したいなって思ったんですけど、いざ出た時には葉っぱになってました。
(場内笑い)