現代は優しい女にとって
受難の時
なのである。
恋はするものではなく
落ちるもの。
時間はあるものじゃなくて
つくるもの。
離婚した男が、
そろそろ市場に出まわってきた。
本当に離婚した女性っていうのは、どうしてあれほどモテるのであろうか。人の心の痛みもわかり、人間がかなり練れてくるせいだろうか。
私自身も離婚した男性というのが決して嫌いではない。少なくとも、他人の旦那を奪ったりする気概も、エネルギーもない私たちにとって、離婚した男というのはとても魅力的な存在だ。
腹の立つことや哀しいことは山のようにあるが、すべては自分が選び、納得ずくで駒を進めたこと。
りりしく一人で耐えるのが、
大人の女の
心意気
というものさ。
女も三十を過ぎると、しづらくなることのひとつに、男の愚痴を言うというのがある。若い頃は「男にダマされた」だの、「こんなはずじゃなかったのにィ」と泣いていれば、結構世間も同情してくれたのだが最近はそうもいかない。りりしく耐えてこそ、大人の女の心意気というものだ。
やらないより、
やった方がずっとマシ。
ゼロから始めて、0.01だけしか
得られなかったとしても、
ゼロよりもずっとマシだ。
私もとことんやれるところまでやってみようと本気で思う。
なぜならば、とことんやらなければ飽きることもやめることもない。習いごとというのは、その幾つもの屍(しかばね)を乗り越えることなのだ。
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