1月30日から全国公開される映画「俳優 亀岡拓次」。原作の『俳優・亀岡拓次』と『のろい男』の著者である戌井昭人さんに、物語のモデルになった土地やお店などをうかがいました。
長野・茅野――亀岡を考えはじめた原点
第1話は「寒天の街 長野」。モデルになった場所は、茅野です。
冬で、山下敦弘監督の「松ヶ根乱射事件」の現場に呼ばれて行きました。夜の空いた時間に、駅の近くの飲み屋に行こうとしたら、雪が降り出して。歩道橋が遠かったので、走って道を渡ろうとして、歩道でつまずいて転んだことを、そのまま小説に書いてます(笑)。飲み屋に安曇さんみたいな素敵な女の人はいなかったんですが、テレビがついていて、町にやたら「寒天」の幟が立っていました。
亀岡を考え出したのが、この茅野です。街道沿いにボウリング場もあったのかな。
御柱は見たことがないんですが、諏訪大社には行きました。
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