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【特別対談】林真理子×髙見澤俊彦「小説から音が見えてくる」#3

【特別対談】林真理子×髙見澤俊彦「小説から音が見えてくる」#3

出典 : #オール讀物
ジャンル : #エンタメ・ミステリ

『音叉』(髙見澤俊彦 著)

どう作品を書き分ける?

 それにしても、髙見澤さんはよくデビュー当時のビジュアルを保っていますよね。

髙見澤 え、そうですか。

 だって、この年齢だとバラエティー番組で「あの人はいま」とかに出てもおかしくないんですよ。六十過ぎるとそういう方をいっぱい見聞きするのに、髙見澤さんは元の格好のままでテレビに出て、毎年コンサートをやっている。

髙見澤 一人じゃ無理だったかもしれません。三人だったから長く続けることができたと思います。

 でも、バンドって解散するじゃないですか。続いてもメンバーが悪いことをして捕まったり……。

髙見澤 僕らは、いい意味でぬるま湯の関係ですね。それに、捕まるような悪いことをする勇気のある奴もいない(笑)。ほんと普通の高校生が大学生になってデビューして、そのまま今に至ってますから。三人とも次男坊で「俺が俺が」って我を張る奴もいない。とにかく「どうぞ、どうぞ」の世界で、僕が曲を作っても、誰もメインで歌いたがらないんですよ。

 そんなことあるんですか(笑)。

髙見澤 だから、三人でそれぞれ歌って、バンドの中でオーディションすることもあるんです。直近のシングルも三人とも歌えるキーだったので、久しぶりにオーディションでボーカルを選びました。そんな感じだから、続けてこれたんでしょうね。

 音楽活動が忙しい中で、いつ小説は書かれたのですか。

髙見澤 新幹線とか、楽屋でメイク中とか。とにかく空いている時間ですね。

 パソコンだと新幹線で書けていいですね。私は手書きだから、隣に人がいると原稿用紙を取り出しにくい。この頃はそんなこと言ってられなくて、スタバの二階にいってコーヒー飲みながらパッパッパッて書くこともあるけど。

音叉
髙見澤俊彦

定価:本体1,700円+税発売日:2018年07月13日

音叉
髙見澤俊彦

発売日:2018年12月22日

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