世界史、と聞くと多くの人は高校時代に習った世界史を想い起こすかもしれません。年代や事項を覚えることで苦しんだ経験から、世界史に対して苦手意識をもっている人も少なくないでしょう。でも、世界史は世界を省みるためにあるのですから、遠ざけてはもったいないのです。
世界がこれからどうなるかは誰にも予測がつきません。今後の世界のありようをうかがうための教材は歴史の中にしかありません。それ故、世界史は重要なのです。
世界史を学ぶ。それは単なる物知りのすすめではありません。歴史を学ぶ醍醐味は、過去と現在とを結ぶ「歴史観」を培うことにあります。
「歴史観」はものの見方や捉え方、すなわち「人生観」に繫がっていくのです。世界史を深く学ぶことで広い視野が身につきます。それは「大局観」を養うことに通じます。それ故、世界史は「仕事に効く」のです。
出口治明さんが世に出した『「全世界史」講義 I 、II』(新潮社)が反響を呼んだのは、これまで知ることのなかった歴史の面白さを多くの人が味わったからでしょう。多くのビジネスパーソンが歴史に目覚めたのだと思います。
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