本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
新版のための訳者あとがき(のようなもの)『デカルトからベイトソンへ──世界の再魔術化』 モリス・バーマン 著/ 柴田元幸 訳

新版のための訳者あとがき(のようなもの)『デカルトからベイトソンへ──世界の再魔術化』 モリス・バーマン 著/ 柴田元幸 訳

文:柴田元幸 (翻訳家)


ジャンル : #ノンフィクション

『デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化』(モリス・バーマン 著/ 柴田元幸 訳)

 復刊にあたって訳文に若干手を入れた。大きな変更はないが、「~のである」「~なのだ」ふうの断定的口調を全体に少し和らげた。注に挙げられた書物のうち、その後邦訳が刊行された書物については情報を追加した。バーマン氏が取り上げている膨大な書物のうち、もっとも重要な二冊であるグレゴリー・ベイトソンの『精神の生態学』『精神と自然』については、佐藤良明さんのバージョンアップ新訳が出たので、これもそれにあわせて情報を更新した。

 長いあいだ入手困難になっていた本書の復刊を提案してくださる嬉しいメールを文藝春秋の鳥嶋七実さんからいただいたのは、二〇一八年七月のことである。翌月、驚いたことにまた別の出版社からも同じく復刊の提案をいただき、若い編集者の人たちが複数、この本に強く反応してくれたことに大変勇気づけられた。鳥嶋さんにはいくら感謝してもしきれない。あつくお礼を申し上げる。また、この本を二十一世紀の文脈につなげる解説を書いてくださったドミニク・チェンさんと、熱い帯文を書いてくださった落合陽一さんに感謝する。そして一九八九年版『デカルトからベイトソンへ』を可能にしてくれた佐藤良明さんと中根邦之さんにも、あらためてお礼を申し上げます。

 この世界、もう少し違った見方ができないか、この世界と自分、もう少し違ったつながり方ができないか……と思っている皆さんが、この本に脳味噌を揺さぶられますように。

単行本
デカルトからベイトソンへ
――世界の再魔術化
モリス・バーマン 柴田元幸

定価:4,180円(税込)発売日:2019年07月25日

プレゼント
  • 『踏切の幽霊』高野和明・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2022/11/25~2022/12/02
    賞品 『踏切の幽霊』高野和明・著 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る