プロットは書けないのか、書かないのか!?
川越 推敲はどのくらいなさいますか。
大島 それはしますよ。書きながら微調整して、リズムを整えてちゃんとした1行にしていきます。ちょっと書いては戻って、を繰り返して慎重にやっていく。
川越 僕は、時間を区切ってもらわなかったらずっと推敲しているかもしれません。『熱源』も編集者さんに読んでもらってから後ろ半分をすべて書き直して、さらにその半分を書き直して。さらにまた、推敲して……終わらんやないかって(笑)。
大島 えー、ほんと、それじゃ終わらないよね。
川越 自分でも小説がつたないという自覚もあって。文章って、どんどんいじれるじゃないですか。大島さん、完成ってあります?
大島 (きっぱりと)ある。
川越 ……すいませんでした。
大島 私は書き終わったら、むしろ何にもできないの。後ろ半分を書き直すなんて、すごいと思った。終わったものは、変えられないもの。
川越 文庫にするときも手を入れない?
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